第3章
月光校庭のエクスカリバー
第66話 またまた交渉します!
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ッ……」
「……話は纏まった」
「じゃあ!」
「ただし、私達と君達が繋がっている事を上や堕天使に悟られるのは避けたい。その辺を注意しほしい…」
「分かった…」
「……交渉成立か…」
よっしゃあ!
なるようになったもんだぜ!
後は木場にこの事を伝えるだけだな。
俺はケータイを取り出し、木場と連絡を取った。
「……なるほど。でも正直、エクスカリバー使いに破壊を承認されるのは遺憾だね…」
「……随分な物言いだね?君はグレモリー眷属を離れたそうじゃないか。はぐれとみなしてここで斬り捨てても良いんだぞ!…」
「……そう言う考えもあるよね…」
「待てよ!共同作戦前に喧嘩は止めろって!」
あの後、木場と連絡を取り、公園の噴水前でさっきの話を聞かせたまでは良いんだが、いきなり喧嘩を始めようとしたので慌てて止める。
「……君が聖剣計画を憎む気持ちは理解できるつもりだ。あの事件は私達の間でも最大級に嫌悪されている…」
「……だから計画の責任者は異端の烙印を押されて追放されたの…」
「……バルパー・ガリレイ…皆殺しの大司教と呼ばれた男よ…」
「……バルパー…その男が僕の同士を…」
「……手先にフリード・セルゼンがいると言ったな?教会から追放された者同士が結託するのは珍しくもない。ましてや今回は聖剣も関わっている…」
「……そいつがいてもおかしくねえんじゃねえのか…」
「……それを聞いて、僕が協力しない理由は無くなったよ…」
「話は着いたな。私達はこれで失礼する」
アルミヤさんがそう言うと、ゼノヴィア達はこの場を去ろうとする。
「待て」
『?』
何故か明日夏が呼び止めた。
すると明日夏はポケットから何かを取り出し、アルミヤさんに投げ渡す。
それは血の付いた十字架だった。
「事前調査をしていたお前達の仲間の物だろ?偶然、遺体を発見してな…」
「……そう言えば発見した遺体で一人だけ十字架を紛失していたな…」
「そいつをやった奴はフリードじゃない…」
「何?」
「何で分かるんだ明日夏?」
「そいつは近くの壁に血で自分の名前…いや、あれは通り名だな…それが書かれていた。アンタ達が発見した頃には雨で読めなくなっていただろうが…」
「……なんと書かれていた?」
「……Bell the Ripper…」
「ッ!?ベルだとッ!!」
明日夏が口にした単語を聞いたライニーが顔を驚愕に染めていた。
よく見るとユウナも驚いていた。
「……知り合いか?」
「………」
ライニーは黙ったままだ。
「……ベル君は私とライ君と同じ孤児院出身の教会の戦士(エクソシスト)だよ…」
「……何?…」
「……ここからは私が話そう…」
ユウナが辛そうにしているのを見かねたのか、アルミヤさんが代わりに話し始めた。
「……本名
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