暁 〜小説投稿サイト〜
明日の日記
welcome to my world
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
前くらいは・・・日本語でしたし 」

「 あれは神聖語ですが・・・  読めたというのが何よりの証拠ですね
  あなたが神であるというね 」

あら? あらあら? いつのまにか神様になってたのかー  すげー












・・・だれか冗談だと言ってくださーい

とは言ってみたが、神って・・なんか・・・いいね




----------
















いやー なんかそんな気がしてたんだよなー

過去に戻ったり未来に行ったり、なんでもできるからなー

自分は特別だと思っていたけど、実は神様でしたなんて・・・

さすが、僕。




学食までの道を歩きながらそんなことを考えている

12時まで少し時間があるが、例によって早めの昼食をとる予定だ

建設が再開されている講堂は外壁が出来上がり、後は内装を仕立てるだけらしい

重機の騒音は聞こえなくなり、内装工事の音がわずかに耳に届いている。

そろそろ完成するのだろうか



さっきまで一緒にいた女神様は

「 お腹が減ったから帰りますね〜 」

と言って帰っていった

前回の事もあり、歩いて帰るのだろうと思っていたが

彼女が研究室のドアを開けると、そこにあるはずの廊下ではなく

何も無い真っ暗な空間が見えた時はさすがに焦った

・・・いや、テンション上がった

やっと神様らしいとこを見ることが出来た僕は、内心ほっとした



少し早めとはいえ、お昼が近いので学食に向かって歩く学生が何人も目に入る

そのほとんどが、友達を連れている

今までの僕なら、そんなものいらないとつっぱねている所だが

ついさっき女神が言ってた事が本当なら、僕にそんな事言う資格はない



「 あなたがあの2人をどう思っていたのかは察しかねますが
  偶然か故意か、あの2人のうちどちらかがあなたを庇ったみたいです

  ・・・馬鹿な人間ですね

  そんのことしなくても、私があなたを死なせるわけがないのに 」

「 そうですか・・・ 」

「 まさか、申し訳ないと思っていますか? 」

「 いえ、そんなことは・・・ 」

「 まあ、100歩譲ってその人間のおかげで生き延びているとして
  あなたは気にしないでしょう? 」

「 その質問に『 はい 』と答えたら僕は人でなしですかね・・・ 」

「 ? そもそも人じゃないんですけどね 」

「 そうですね 」

「 そんなこと気にしするんですか?  人間なんて無価値な存在に
  情けや同情は不要ですし、無意味ですよ

  あなたはこっち
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ