welcome to my world
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「 なっ 何でそんなに棒読みなんですか! 」
「 そういえば、タクシーには乗れました? 」
「 ?・・ええ、なんとか 」
「 そうですかー よかったですねー 」
「 だから何で棒読みなんですか? 気持ち悪いですよ 」
「 実は今、機嫌が悪いんですよ 」
「 そうなんですか? 昨日あんなに楽しそうにしてたのに 」
ははん、この女神様は僕の「昨日」をしっかり見ていなかったらしい
というか、監視してたのかよ。 そんなに見られたら興奮するじゃないか
夕方から散々な一日だったんだぞ
いやいや、それは置いておこう
だって今は機嫌が悪いのだ。 理由はちゃんとある
神様なら、人間の命なんてその程度の認識なのだろうか
人道的に許せない、許してはいけないことだと直感的に感じた
「 何で機嫌が悪いか分かりますか? 」
「 好きな娘に振られたのですか? 」
「 違います 彼女たちは提督LOVEなのでそれはありません 」
「 ? じゃあ、寝不足で頭が痛いとかですか? 」
「 近いですがそれも違います 」
「 なんなんですか? 」
「 友達がいなくなったのを無かったことにするなんて言う女神様がいるもんですから
なんだか命を軽く考えてるのかなーって 思いまして 」
「 人間の命なんて、そんなものでしょう? 」
・・・そう言われると、そんな気がしてきた
この人たちはあれか、永遠の命ってやつなのかなぁ
だったら長くて100年の命なんてそんなもんなのかな
「 薄情な神様ですね 」
思ってもないが、とりあえずあいづち程度に答える
「 あなただってそうでしょう? 」
「 いえいえ、僕は出来の悪い人間ですから あなたとは違いますよ 」
と言いつつ、女神と自分の価値観が似ている事は否定しない
僕も神様だったりするのかも
考え方が、神です。 ・・・的な?ww
「 あなたの種族は「神」になってたと思うのですが・・・ 」
「 そうなんですかー シリマセンデシター 」
「 さっきよりひどくなってますね・・・
それより、ほら! あなたのプレートです。見てください 」
女神様は胸元からスマホくらいの大きさの板を取り出した
材質は鉄? とにかく金属光沢が確認できた
それをこっちに見せてくる
「 ほらここ、「神」って書いてあるでしょ? 」
確かに、そこには僕の名前が書かれていた
その他にもいろいろ細かい字が書いてあったが、女神はスッと胸元に収めた
神様も日本語使ってるのか 知らなかった
「 読めました? 」
「 名
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