暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第48話 ネフテスに行った方が良い?
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ります。
「ティアかレンに風竜に化けてもらうしかないかな? ……馬関係の乗り物には暫く乗りたくないし」
何か本音が漏れました。良く考えたら、私も暫くは馬関係の乗り物には乗りたくありません。特に馬車はノーサンキューです。オイルーンも馬よりは乗り心地は良いですが、ほぼ滑空で飛べるティア&レン(風竜ver)とは比べ物になりません。
「で、出発は何時にしますか?」
「明日の朝が良いわね」
ティア(風竜ver)なら1日でたどり着けますが、今出発すると(昼過ぎなので)途中で一泊するする事になります。それも良いのですが、泊まる場所が治安が良いとは限りません。また、公爵と父上から出された遠乗り禁止令も解かれて居ないので、もう一泊するのがベストの選択でしょう。それ以外の移動方法だと、途中で一泊する必要があるので護衛が必須です。護衛込みではデートになりませんし。
「分かりました。父上達に挨拶に行きましょう」
私がそう言うと、カトレアは頷いてくれました。ちなみに母上は今トリスタニアに居るはずです。本当に人さらいと間違われてなければ良いですけど……
父上達に挨拶をすませると、カトレアが「温泉に入りたい」と言うので、その日の内に出発して別荘で一泊しました。しかし別荘で、カトレアと2人(正確にはティア&レンぬこverも居た)で居る所を見られたのは不味かったです。ティアとレンは修道女(子供)達に連れ去られ、私達は修道女(年頃の娘)達に囲まれ全然ゆっくり出来ませんでした。(他人の)色恋沙汰が絡んだ女の子は怖いです。
翌日、修道女に捕まる前に別荘を出発。学院へと向かいました。途中で食べた昼食がイマイチだった事を除けば、それなりに楽しい道程でした。
……最後にカトレアが出した話題を除けば。
「ねぇ。ギル」
ティア(風竜ver)に乗る為に、後ろから抱きついているカトレアの手の力が、ギュッと強くなりました。
「何ですか?」
それまで錬金細工(3Dクリスタル等)の話題で盛り上がっていましたが、突然カトレアの口調が変わります。不審に思い振り向くと、カトレアの表情が真剣な物へと変わっていました。
「このままだと……」
「??」
「サイト召喚されるの……かな?」
「えっ!?」
何を今更と思うかもしれませんが、私はこの事を一切想定していませんでした。
ゼロの使い魔の主人公であるサイトの一番の武器は、その人望であると私は考えて居ます。その人望の素となっているのは、良くも悪くも裏表が無いサイトの性格と、愚かとも言える程強い意志と仲間を大切にしている事です。そして何より“間違っている事を間違っている”と、言える事です。それは悪く言えば無知ですが、偏見が無く物怖じしないとも言え
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