21話
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の戦闘力を持つ強力な機体です。大きさもPTの約2・5倍程になります。また、それぞれに特有の技術が使われています。」
「嘘でしょう。それだけの大きさだと関節にかかる負荷が数百tもの大重量にもなるよ。消耗率が高すぎるよ。」
「そうですね、とても長時間使用できそうにありません。」
「そこは、特有の技術が使われていますから。次の宇宙戦艦で欲しいと思うデータは2つです。スペースノア級万能戦闘母艦とヒリュウ級汎用戦闘母艦の2つになります。この2隻は大気圏内の飛行、水中潜行、外宇宙航行をもこなし、戦艦としての戦闘力と機動兵器の母艦としての能力を併せ持つ文字道理の万能戦艦です。」
「ふむ、なかなか興味がそそられるね。直ぐに行く事は出来るのかい。」
「下準備などがあるので、直ぐには行く事が出来ません。」
「それにしても、そちらの世界は宇宙開発技術がかなり進んでるから、なんか負けたような気がしてしまうよ。」
「悔しいですけど、ロイドさんの言うとうりですね。」
ロイドとセシルさんは悔しそうに言っていますが、ある意味仕方ないないのですが、なぜなら、この世界とあちらの世界では約180年ほどの差があり、メテオ3によるEOTにより格段の技術の進歩があったためなのですが、2人とも納得しないでしょう。
2人とも負けず嫌いな所がありますから。
「でも、それって、最新の技術でよね。簡単に手に入らないんじゃないの。」
「ロイドさんの言うとうりです。」
「そうだね、そういう技術は政府が管理しているはずだ。一筋縄ではいかないだろう。」
「その2つに関しては、入手の可能性が十分にあります。」
「それは、本当なのかい。」
その言葉を聞いて思い浮かぶのは、プロジェクトTDの責任者である青年とイスルギ重工の次期社長である女性でした。
「テスラ・ライヒ研究所のメンバーによって、特機グルンガストと外宇宙航行艦ヒリュウは製作されました。そして、そこの所長であるジョナサン・カザハラにはフィリオ・プレスティという部下がいます。そのフィリオ・プレスティは不治の病にかかっています。ですが、秘密基地の施設なら治療可能です。治療を条件に特機とヒリュウ級汎用戦闘母艦のデータを貰います。」
「褒められたやり方ではありませんね。」
その言葉の後にセシルさんから強い視線が放たれます。
私はそれを受け止めて言います。
「そうですね、人の命を物の様に扱う酷いやり方です。ですが、どうしても必要になります。こちらも手段を選べる状況にはないのです。すいません。」
「仕方ないよ。セシル君、僕らには手段を選ぶことが出来る立場にないよ。」
「わかってはいるんです。でも、そんな選択をさせる自分の無力が許せないんです。」
「心が納得しないのかい。それでも、彼にとって生き残るた
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