21話
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とも帰って来たんだから、もういいだろう。」
「もう足が限界なんだよ、そろそろ許してください。」
「駄目です。しっかり反省して貰う為にも正座してください。」
「すいません、みなさんに相談したい事があるので足を崩して話をしたいのですが。」
「それは、重要な事なの。」
「はい、とても重要です。」
「わかったわ。」
「ふ〜、助かった。」
「ああ、全くだ。」
2人が安堵したのでセシルさんがこう言い放ちました。
「正座を続けたいんですか、2人とも。」
「「いいえ、全く。」」
「なら反省して、おとなしく聞きましょうね。」
「「はい、わかりました。」」
「よろしい。」
セシルさんに凄まじい圧力を感じます。
つくづく、怒らせると恐いです、セシルさんは。
「それでは、あちらの世界の話をします。」
〜回想〜
オーストラリアのシドニー近くの岩場にいます。
「ふ〜、無事にオーストラリアのシドニーに着きましたか。」
「ここが目的地なんだ。」
「そうですよ。まずは、着替える必要がありますね。」
そう言って、空間倉庫より2人分の服を取り出します。
「私は後ろを見ませんから、その服に着替えてください。」
「別にいいのに。」
アーニャが何かつぶやいたようですが、上手く聞き取る事が出来なかったので、スルーして服を渡します。
そして、服を着替え始めます。
私が上半身裸になるとアーニャが話しかけてきます。
「戒って、案外筋肉が締まってる。」
「そうでしょうか。」
「うん。」
そんなやり取りの後に「カシャッ」という音がします。
嫌な予感がしたのですが、後ろを振り向くわけにはいかずにアーニャに話しかけます。
「アーニャ、今、「カシャッ」という音がしたのですがどうしたのですか。」
「内緒。」
「気になるのでやめてください。」
「ダメ。」
「怒りますよ。」
「わかった。」
そんなやり取りをしながら、服を着替えます。
そして、服を着替えた後に2人ともウプウアウトから降りて、ウプウアウトを空間倉庫に入れ、歩いてシドニーに向かいます。
「戒、手を繋いでもいい。」
「ええ、いいですよ。」
20分ほど歩くとシドニーに着きました。
シドニーに着くとまず図書館のある場所を聞き、図書館に向かいました。
「戒、大きい図書館。」
「そうですね、ここなら情報を調べやすいでしょう。」
図書館の中に入ります。
そして、私はパソコンの元に向かい、認識障害を起こす結界を構築して、監視カメラの死角になっている位置にあるパソコンに向かい、アーニャには新聞を調べて貰いました。
パソコンに向かった私はエヴォリュダーの能力を使いパソコンにアク
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