22夜想曲ーa capriccio(奏者の自由に)
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ピンチ襲来みたいだな。
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ヒースクリフとキリトのHPが調整され、一撃で死ぬHPまで調整された。
「では、キリト君がデュエルで勝ったらこのゲームのクリア…プレーヤーを解放しよう。」
「分かった。」
「キリト君!」
アスナや他のプレーヤーが体が動けず助けに行けずざわめく中。どうみても1プレーヤーがゲームマスターに挑むという絶望的な状況になったキリトに、そして表情には出さないが勝ちを確信しているゲームマスターのヒースクリフにも、いつもは綺麗な歌声でーーー今の状況では透き通りすぎる声が聞こえた。
「だったらそのデュエルに僕を混ぜてくれないかな?」
その場にいる人全員が一斉にその声のする方に目を向ける。そこには先ほどは倒れ伏していたスノードロップが立っていた。
「スノー??」
「ヤッホー!みんな!何しけた顔してるの!ゲームが終わるチャンスだよ!僕達を応援しなきゃ?アスナもキリト信じなきゃ?大事な夫でしょ?」
「スノー…分かったわ。あなたを…キリト君を信じる!」
先ほどまでざわざわしていた空気が消え、僕とキリトの応援に変わる。さっきまで泣いてたクラインや暗い顔していたエギルも必死に僕達に声援を送っていた。そんな中ヒースクリフは驚きながらーーーどこか嬉しそうに呟いた。
「システム麻痺をどうやって…?」
「ん?ヒーローは逆境の中で真価を発揮するもんだぜ?そう答えておこう!なあ、ヒースクリフ僕も参加していいだろう?そっちはソードスキルの軌道が分かるんだからさ!」
「…何故動けるかは聞かないが…いいだろう。2人同時にかかってくるがいい。」
そうするとヒースクリフは僕のHPも調整し、剣と盾を構える。
「悪いけど僕…いや、俺は甘くないぜ?」
「絶対殺す…」
僕はサウンド・デスサイズをキリトは2本の片手剣を構え、
この世界の明暗を左右する戦いが始まった。
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