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艦隊これくしょん!平和な鎮守府の日常?
提督、体調を崩す
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額を触らなくても解ったのは彼の身体が凄い熱いという事だ。


「す、凄い熱だ!」
「な………長門……さんかい……?」

弱弱しく苦しげに、声を必死に絞り出すように喋る大佐。喋る事も満足出来ないほど苦しいようだ。

「大丈夫か!?しっかりしろ!!提督!!」
「だ、大丈夫だって………ちょっと、風邪を引いちゃっただけだからさ……薬でも飲んで寝てれば直ぐに………」
「馬鹿なことを言うな!こんな熱がすぐに直るものか!待ってろ今医務室に連れて行く!!」

大佐をお姫様抱っこをして運ぼうとする長門だが、提督の軽さに驚いた。

「(なっなんだこの軽さはっ!?確かに最近小食気味だと思ったが、男でこの軽さは可笑しすぎる!!)どうしてこんなに軽いのか気になるがそれは後だ!ヲッちゃん行くぞ!」
「ヲウッ!」

ヲッちゃんは既に扉を大きく開いてスタンバっていた、長門とヲッちゃんは共に執務室を飛び出して医務室へと大急ぎで走って向かう。医務室の扉を破壊するように飛び込むと、医務室に女医は驚いたようにコーヒーの入ったカップを落としそうになった。

「なにごとぉ!?長門ちゃんにヲッちゃん!?一体如何したのよぉ?吃驚したわぁ、それにドアは壊さないで欲しいわぁ」
「それについては謝る!扉も後でちゃんと修理する!でも今は提督を助けて欲しい!酷く苦しそうなんだ!!」

女医は苦しそうにする提督を見ると目の色を変えて彼をベットに寝かせるように言う。そして直ぐに医療道具を持って彼の診察を始めた。

「………これは詳しく検査しないと解らないけど全力を尽くすわ。二人も手伝ってくれるかしら」
「そ、それはいいが医学の知識は余り持ち合わせてはいないぞ」
「私モ」
「手伝ってくれるだけでいいのよ」
「「わ、解った!(解ッタ!)」」

この後、3人の必死の治療によって提督は落ち着きを取り戻した。そして彼が急性の肺炎である事がわかった。それは瞬く間に鎮守府中に広まり、皆提督の事を思い心配するのであった。
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