コードギアスR2
0655話
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上は苦戦するというのは余り良くない。ブリタニア最強の騎士を、シャドウミラー代表の俺が圧倒的な力で叩き伏せる。それでこそ、ブリタニアの士気が下がり、シャドウミラーと陽光の士気が上がるというものなのだから。
なら、少し演出の色を強くするか。
「ほう? バリアを貫けると仮定して、お前にそれが出来るのか? その、エクスカリバーというご大層な名前とは裏腹に、このニーズヘッグに対して未だにかすり傷すら付けられないその剣で」
『無論!』
「いいだろう、なら」
呟き、アダマンハルパーを空間倉庫に収納し、無防備にギャラハッドの前に立ち塞がる。
『何のつもりだ?』
「その剣が当たれば、俺を倒せると判断しているんだろう? だが、残念ながら俺はそうは思っていない。シャドウミラーの技術班を信じているからな。だからこそ、それを証明して見せよう。……来い。お前の剣戟、この機体で受けてやる」
『……こちらを侮ったのを後悔させてくれる!』
怒りの声を吐き出しつつ、身の丈以上の大きさをもつエクスカリバーを構えて急速にニーズヘッグへと近付いてくるギャラハッド。
空中であるという地の利を利用し、ニーズヘッグの上に位置し、その巨大な剣で砕けよとばかりに頭部を狙って振り下ろす。
正真正銘の全力。これ以上無い最高の一撃。だが……
「甘いな」
振り下ろされた刀身は、Eフィールドによりある程度の威力を吸収され、それでも尚威力を完全に殺される事無くG・テリトリーへとめり込み、一瞬動きが止まったかと思った次の瞬間には重力障壁でもあるG・テリトリーを破る。
このギアス世界で最大のダメージと言えば、モルドレッドのシュタルクハドロンだった。それにしても、G・テリトリーを貫く事は出来無かったのだ。それを為したというのだから、確かにビスマルクはナイトオブラウンズ最強の男であると言えるのだろう。しかし……
『な、何!? 2枚のバリアの他にもまだあると言うのか!?』
信じられない、とばかりに叫ぶビスマルク。
そう、振り下ろされたエクスカリバーは、G・テリトリーを破った次のバリアでもある念動フィールドにより、完全にその動きを止められていた。T-LINKシステムを通して俺の念動力を増幅して作り出された障壁。G・テリトリーを破る事は出来ても、念動フィールドを破る事は出来無かったのだ。
「残念だったな。G・テリトリーを破ったのは見事だったが」
もし念動フィールドを破ったとしても、PS装甲があるのだが……その辺は別にわざわざ教えてやらなくてもいいだろう。
「そして……全力を使っても尚ニーズヘッグのバリアを突破出来なかった以上、これはもういらないだろう? グレイプニルの糸、発動!」
『ぬっ!?』
その言葉に危機感でも覚えたの
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