対話
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っていた白銀のオーラを放つ。
「キリト。ここから先、俺に任せてくれないか?」
「ああ、分かった」
「すまない・・・」
「何故だ?何故そこまでする必要がある?」
シルビアは表情を崩さずに尋ねる。
シオンはその問いに対してこう答えた。
「何故、か・・・その答えは」
シオンはペンダントを手に取るとシルビアに見せる。
シルビアはそれを見て眉間にシワを寄せた。
そこには《 Giuro amicizia per sempre》と書かれていた。
「これだ。誓ったんだよ、あいつらに・・・。ツバキたちに・・・」
「ツバ、キ・・・グッ!」
次の瞬間、シルビアは突然頭を押さえた。
「グッァアアアアアア!!!!!」
「何だ!?」
「誰だ・・・私の頭の中で叫ぶのは誰だ!?」
「頭の、中・・・?まさか・・・!」
シオンはすぐに走り出した、一つの可能性を信じて。
『頼む、もたせてくれエリー!!』
「やめ、ろ・・・やめろぉおおおおお!!!!!!」
シルビアは叫びと同時にドス黒く、禍々しい風を放つ。その風に弾かれたシオンは壁に激突する。
「クッソ、エリー・・・」
『二分を切ったぞ!!このままでは・・・!!』
「分かってる!!」
シオンは目の前の黒い竜巻を見る。その竜巻はシルビアを囲むようにして展開され、まるで自分を守っているように見える。
「あれさえ、何とか出来れば・・・」
シオンは何かを決心したかのように立ち上がった。
「アルモニー、アレを使うぞ」
『・・・分かった、フォローは任せろ。恐らくこれが最後のチャンスだ、一撃で決めろ!!』
「はじめから、そのつもりだよ!COS、リミットブレイク!!」
シオンはアルモニーとリンクすると白かった髪に黒のメッシュがかかり、瞳は青と赤のオッドアイになった。
『今の彼女の力は未知数だ!全力でいくぞ!!』
「ああ!」
シオンは白銀の翼を名一杯震わせる。少しずつ進むものの、それでもパワーが足りない。
『クッ、全力でもダメなのか!!』
このパワーに対してアルモニーは予想を越えていた。しかし───。
「いや、まだだ!!ラファエル!verブースター!!」
「キュウ!!」
ラファエルは光を纏ったままシオンの背中につくと、それは機械的な翼へと変わった。
翼からは黄緑色の光の粒子を放ち、シオン達を加速させる。
「『ウォオオオ!!!』」
シオンの上段から放たれた刃が竜巻を捉えた。激しいエフェクトが飛び交う中、シオンは渾身の力と共に叫ぶ。
『約束したんだ、必ず救い出すって!だ
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