第三章 孤独だった者たち 〜海鳴 闇の書事件〜
第七話 裏切り者捕獲作戦 下拵え
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」
星のバックアップを受けて比較的感知されやすいミッド式ではなくベルカ式を使って転送する
転送している間になのはに念話で
[なのは、俺はちょっと調べたいことがある。隠れてるけどいいか?]
[大丈夫。それにヴィータちゃんとは一対一でお話したいしね]
なんかお話の意味が違う意味になる気がするが、まあいいか
[頼んだ、もう着く]
転送完了と同時に俺は姿をステルス魔法で隠しながらあるものを複製した
(うまくいけばこれで証拠が手にはいるはずだ)
2種類の槍を1つずつ、これが俺の考えた戦法だ
クロノを信用していないわけじゃない。でもこっちで打てる手があるなら打つべきだと思った
(なのはは、心配だけど大丈夫だろう。あいつも強くなってるからな)
もう戦闘は始まっている。最初こそデバイスを待機モードのままで対話しようとしていてヒヤッとしたが今はもう大丈夫かな
ヴィータが逃げようとしているからそれを超長距離砲撃で落とすっていう算段か
悪くないな、でもさカートリッジ二発はやりすぎじゃない?
そして、なのはがディバインバスター・エクステンションを射った瞬間、俺の予想は現実となった
(転送反応!ヴィータの近くか!)
俺はばれないであろうぎりぎりの速度で移動した
これは相手にばれてしまえば意味がないのだ
いつもよりも格段に遅いがまだ煙は晴れていない
これが煙幕となっているのでもう少し早く動いてもいいだろう
ベストは煙が晴れる前に着くことだが...ちっもう晴れたか
蒼炎はそのまま速度を下げてステルス性を高めた
といっても目的地はもう直ぐだ、その速度でも十分だろう
ヴィータの姿と、なのはの砲撃を受け止めた人物、仮面の男と思われる女がいる
仮面の男は後ろでぽかんとしているヴィータに対して
「行け」
と言ったのだが、その瞬間に邪魔が入った
「破魔の紅薔薇!!」
蒼炎が右手に持つ槍で仮面の男に攻撃する
シールドが間に合わず、腕で払おうとしたが少しの間だけ槍に触れてしまった
それにより変身魔法が一時、ほんの一瞬だけ解除されたのだがそれに相手は気がつかなかった
相手が片方の槍を除けたことにより体制が若干であるが崩れた
そこを狙って行く
「必滅の黄薔薇!」
今度こそ相手は槍を完全に躱すことはできなかった
それでも体を捻り、最小限のダメージに抑えたのは意地の成せる技か
「くっ」
相手は痛みに苦しんでいた
それはそうだろう、基本的にこの世界で物理的ダメージを負うのは少ないだろう
非殺傷設定のおかげで相手を傷つけずに無効化できる、そして
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