第百三十三話
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第百三十三話 日曜日
遂に日曜日になった、七人は今田先生のお屋敷に集まった、するとそこには今田先生が笑顔で待っていてくれていた。
そうして七人にだ、こう言ってくれた。
「じゃあ先生は今から今日子先生のお家に行くからね」
「厨房を、ですね」
「使っていいんですね」
「ええ、ただ使った後はね」
その後のことも話す先生だった。
「ちゃんと綺麗にしておいてね」
「最後のお掃除までがお料理」
「だからですね」
「そう、食器も洗ってね」
「それもですよね」
「お食事ですよね」
「そうよ、このことも忘れないでね」
こう言ってだった、そのうえで。
先生はあえて今は七人に全て任せた、ただ何かあった時のサポート役の使い魔は何匹かお家に置いていた。この使い魔達は留守番でもある。
その使い魔達は七人にもだ、こう言った。
「我々は消防署員と思って下さい」
「そして留守番役です」
「ご主人様がおられないので留守番です」
「そういうことなので」
「あたし達はお料理に専念していていいのよね」
華奈子が先生が残してくれた使い魔達に述べた。
「それであんた達はなのね」
「はい、何かあればお助けします」
「ご安心を」
「お料理は任せてくれるのね」
「あくまでレスキュー要員です」
「お料理についてはご自由に」
こう答えてだった、使い魔達は屋敷のガードやいざという時のレスキューに専念するのだった。そうして。
七人はカレーを作りはじめた、そのチキンカレーを。華奈子と美奈子はすぐに鶏肉を出してきた。その鶏肉はというと。
「ヨーグルトに漬けてたの」
「そうしたのね」
「うん、そうしたの」
華奈子が梨花と美樹に笑顔で答える。
「柔らかくなってヨーグルトの味も入るからね」
「成程ね、じゃあね」
「この鶏肉を使ってね」
「そう、カレー作ろう」
華奈子は笑顔で言う、そして赤音と春奈が美奈子に言った。
「じゃあお野菜切って」
「そっちの用意もしましょう」
「ええ、今からね」
美奈子も応えた、そしてだった。
亜美もだ、こう皆に言った。
「エプロン着けよな」
「おっと、これは忘れたら駄目よね」
「これも忘れたらあかんで」
こう話してだった、七人はエプロンも着けた。そうしてから本格的にカレーを作るのだった。
第百三十三話 完
2014・5・18
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