手荒い歓迎会
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「わかった?」
「わ、わかった……」
その言葉を皮切りに周りを囲んでいた全員が武器を降ろし、へたり込む。
その様子を見て、レアは満足げに頷くと、こちらを見て申し訳なさ気に頭を下げた。
「リン、ユウキ。ごめんね。私が居れば襲い掛かって来ないと思ったんだけど……」
「まあ、こちらには被害がなかったから問題ない。それにレアが謝ることはないだろう。止めようとしていた声も聴こえていたしな」
壁に叩きつけられた最初に声を出した男に何人かが駆け寄るのが見える。
今回の被害はあいつだけだな。ユウキが無力化したのは気絶しているだけだし。
……俺も出来たが……とある理由からしなかった。
「連帯責任だからね。……とりあえず、お父さんの家に案内するよ。ご飯にしながら話し合いをしよう。あ、毒味は私がするから」
苦笑しつつ、手を振るレア。……まあ、先程まで剣を交えた(こちらは素手)相手ならば信用できないのは当たり前だからの配慮だろう。
……残念なのに、何だかんだで優秀である。いつの間にか敬語も消えて、口調も変わっているし。
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