私の子猫
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けどそれ、イヤじゃないんだろっ?」
「さぁ、な。……それよりフードを被った姿、レフィアに見せてきたらどうだ。アルクゥより、お前に目が行くかもしれんぞ」
「そ、そうか? んじゃ早速────いやっ、やっぱやめとく。アルクゥはともかく、オトコとしてのプライドがっ……!」
「何を今更。……先程まで鏡の前で独りネコみみフードを被り、ネコの口をしていた奴の云える事か」
「げっ、ネコ口も見られてたのか……?!」
「ペット扱い────してやろうか、私が」
「は? 何云って………ちっ、近づくなよ……!?」
「ほら────フード被り直せ」
「わっ、勝手に被らすな……! まさかイングズ、そういう趣味……っ」
「ふむ………アルクゥに劣らず、こうして間近に見るとお前も悪くないぞ」
「わ………わるくないって、どう悪くないんだよっ……」
「それを私に云わせるのか? ────可愛らしいと云ってるんだ」
「 に゙ゃ………?! 」
「私の子猫にしてやりたい──── 」
「うにゃあっ、耳元で囁くにゃ!?? おみゃあがご主人さまなんて、まっぴら……っ」
「私が子猫の御主人様────ほう、それも悪くない。………なら御主人様の云う事を聴いて貰おうか、私のペットな子猫─────」
「にゃ……? にゃにを、しろと……っっ」
「さっさと熟練度99のシーフに戻れ。最終戦も近いんだ、ふざけている場合か」
「 ────へ? さっきの、展開は………??」
「何の話だ、勝手に真に受けるな」
「はぁ?! 今思いっきりふざけてたのイングズの方だろぉ!?」
「いや、────半分本気だった」
「 にゃにっ……?!?」
「そんな訳あるまい、気にするないちいち」
「おみゃあ、おれをアソんでるだろー!?」
「 ……いつも姫様に遊ばれていたからな、遊ぶ側に回ってみたくもなる」
「にゃんだそりゃー! おれはイングズの玩具になるつもりにゃいぞ……?!」
「 ────なっているじゃないか、既に」
「ちぎゃ〜〜うっ!!?」
「ちょっと……、さっきからうるさいわよルーネス! イングズと二人で何して………? はっ、ルーネス、その導師の姿 ────!!」
「うにゃっ、レフィア……!?」
「 ────バカじゃないの? アルクゥの方がよっぽどかわいいわよ。……さ、もう行くわよ次の場所!」
「 ───── 。なぐしゃめて、イングズっ」
「ん、あぁ………よしよし。(用事の内容忘れたな────まぁ、いいか)」
End
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