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転生とらぶる
コードギアスR2
0654話
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果、この辺りにシャドウミラーの切り札的な何かがあると判断され、その切り札は自然と戦闘に関しては圧倒的な信頼を得ている君だと結論づけられた。……正直、最初に話を聞かされた時にはまさかという思いもあったのだがな』

 なるほど、シュナイゼルか。確かに悪魔的な程に頭の切れるあの男なら、俺がここにいるといったことを見抜いてもおかしくはないが……

「かと言って、1人でここに来る……というのは、幾ら何でも俺を舐めすぎじゃないか? お前が言ったんだぞ? シャドウミラーの者達はこと戦闘に至っては俺を絶対的に信用していると」

 そんな俺の言葉に、薄らと笑みを浮かべるビスマルク。

『だからこそ、だ。君がシャドウミラーで最強の存在だというのなら、私はブリタニアで最強の存在。つまり、君に対抗出来るのは私だけとなる。それに、君の機体は多数の敵を相手にするのに向いている機体だという分析結果もある。ならば、有象無象を出したところで無駄に被害を増やすだけだ』
「……なるほど。俺を舐めているという訳じゃ無いのは理解した。だが……相手の力量を読み間違ったというのは決定的なミスだったな」
『先程も言ったが、私はブリタニア最強の存在だ。その私が、例え異世界の存在であろうとも退く訳にはいかぬ。それに、君の強さがそれ程信頼されているのだとしたら、今攻めて来ている者達に対して君の機体の残骸を示せば、大人しく負けを認めるだろう。陛下の為、その命ここで散らせて貰うぞ! さぁ、君の機体で出て来るといい』

 俺が輸送機の中にいる状態で攻撃せず、出て来るまで待つというのは驕りだろうな。あるいは、それでも自分が勝てると信じているのか?
 ……まぁ、未来を読むギアスがあるのなら、どんな攻撃を放たれても回避可能だと判断しているのかもしれないがな。
 その驕り、自らの死で償わせてやろう。
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