コードギアスR2
0654話
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ールか何かか?
なら、放って置いてもいいだろう。勿論こっちに攻撃を仕掛けて来るようなら迎撃はするが、今更パトロール部隊を撃破したところで戦況に影響は無い。
そう思って放っておいたのだが、こちらへと近づいて来た軽アヴァロン級は反転するでもなく、あるいは先制攻撃をするでもなく、そのまま真っ直ぐにVTOL輸送機の方へと近付いてくる。
……何を考えている?
敵の予想外の反応に首を傾げつつ、このままという訳にもいかないので通信を送る。
「接近中の軽アヴァロン級へと告げる。それ以上近付いた場合は敵対行為と見なして迎撃を開始する。それを避けたいのなら、進路を変更しろ」
まぁ、ブリタニア国内に侵入している身で近付いたら敵対行為と見なすというのも何だが。
そんな風に思い、返事を待っていると……次の瞬間、予想外の声がオープンチャンネルを通して聞こえて来る。
『こちらナイトオブラウンズのナイトオブワン、ビスマルク・ヴァルトシュタイン。確認する、今の通信を送って来たのはシャドウミラー代表、アクセル・アルマーで間違い無いか?』
……何? 今、何て言った?
疑問に思いつつも、VTOL輸送機の中にある通信モニタを起動させる。すると映像に映し出されたのは、ピアス3つで左目を封印している男の姿。そう、間違い無く本人が口にした通りナイトオブラウンズの頂点に立つ男だった。
基本的にナイトオブラウンズというのは、ナイトオブスリーのジノとナイトオブセブンのスザクではスザクの方が腕が上なように、当て嵌められている数字がそのまま実力差を示している訳では無い。だが、その中で唯一ナイトオブワンだけはナイトオブラウンズの頂点に立つ存在として位置付けられている。
……まぁ、原作ではスザクに負けているが、それだってランスロット・アルビオンという、他のKMFと比べると圧倒的に性能差のある機体があるのと、生きろというギアスがあるからこそだ。純粋な実力としては生身で戦った時にスザクが逃げ出したのを見れば明らかなように、恐らくこの男の方が上なのだろう。そんなナイトオブワンが現在、俺の目の前の映像に映し出されていた。
さすがに予想外だったので一瞬呆気に取られたが、すぐに通信を返す。
「へぇ、まさかナイトオブワンがこんな場所に1人で来るとはな。偶然か? ……いや、必然だろうな」
そんな俺の言葉に、あっさりと頷くビスマルク。
『そうだ。シュナイゼル殿下がこれまでに手に入れた君達の情報を分析した結果、シャドウミラーという存在は、その代表である君の戦闘力に絶対的なと表現してもいい程の信頼を抱いているという分析結果が出た。その後、ブリタニアに侵攻してきた部隊の詳細な位置や、破壊された基地の順番といった情報を全て解析していった結
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