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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos27虚無の自由という名の鎖〜The Round table of Authority〜
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2つ。八神家が闇の書の関係者であったという事実を時空管理局・次元世界全てに公表しない事。
3つ。管理局に入った彼女たちを犯罪者扱いせずに、管理局に務める同士として接する事。
4つ。今回の一件で協力してくれた少女たちをあなた方の都合がいいように操らない事。
5つ。俺がテスタメントだという事実を時空管理局・次元世界・俺の関係者全てに漏らさない事。
6つ。テスタメントとして手に入れたロストロギア・ジュエルシードの所持を認める事。
以上です。これらを確約していただければあなた方の駒とも・・・犬ともなりましょう。武装隊や捜査部・執務部・古代遺失物管理部での荒事はもちろん、習得できる可能性は低いですが局員への魔法提供、なんでも受けましょう。あー、あと暗殺などでもいいですよ? 相手が法で裁けず、金や権力で逃れるクズどもなら喜んで」

男の一佐の正体がなんだったのか思い至ったことで、その一佐に視線を向けつつ最後にそう付け加える。するとその一佐が『俺がどうかしたかい?』俺の視線に気付いてそう訊いてきた。

「時空管理局本局・第1111航空隊の隊長、コードネームはオヴェロン、階級は一等空佐。デスペラードパーティの閉会式にて蒐集行為を邪魔されたことは憶えています。もちろん・・・あなたの声も」

あのフルフェイスヘルメットにライダースーツのようなバリアジャケットで統一された怪しすぎる部隊。その隊長の声と、あの男の一佐の声が同一であることに気付いた。

『・・・正解だ。久しぶりだな。ロッキー・サブナック一等空佐だ。しかし、俺と暗殺がどう結び付くんだ?』

「管理局がデスペラードパーティに参加した犯罪者を検挙。しかしその直前に参加者の大半が争って死亡者が多数出た、と。死亡者の大半は殺されても自業自得で済むような後ろ暗い連中ばかり。アレ、あなたとその部隊が暗殺したんでしょう?」

パーティからの帰宅後に犯罪者たちのその後が気になって調べて判明した事実。そんなことが出来るのは怪しげな共通バリアジャケットを着込んでいた第1111部隊だけだ。サブナック一佐がお手上げと言うように肩を竦める。
そして最高評議会の1人から『その通りだ。法では裁けない悪を、サブナック一佐の率いる第1111航空隊が裁いたのだ』という言質を取ることが出来た。暗殺を行う部隊というくらいだ。非公式な部隊だろう。それを先ほど提示した条件を呑ませるカードの1つとしよう。

「正義の管理局が暗殺部隊を有している。結構なスキャンダルですよね? お互いに知られて欲しくない話を持っています」

『本当にこのような犯罪者を招き入れるのか? すでに反逆の意思を有している。危険だ。やはり懲役刑に処した方がいいのでは?』

「それは、こちらが約束を違えた場合じゃないですかゲイズ中将。そうよね?
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