暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
オリジナル〜StrikerS 日常編
63話:学校よ、私は帰ってきた!!
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「そりゃあ一年しか経ってないもん。そんな簡単に変わったら困るでしょ」
「確かにな」
そう言って教室をぐるりと見渡すと、あることに気づいた。
「そう言えばすずかとアリサはどうした?一緒のクラスじゃなかったのか?」
「うん、今年はすずかとアリサは別クラスなんだ」
「ついでに言うと、カオル君と駆紋君もやな」
「あの二人もか?」
俺の言葉に首を縦に振るなのは。
「二人も会いたがってたから、すぐ来るんじゃないかな?」
「おいおい、そんな安易な―――」
と思っていたら、
「お〜ひさ〜!」
「………」
恒例の大掃除を終えて、HRが終わって教室を出ると、外で待っていたかのようにカオルと駆紋が立っていた。ほんとに来やがったよこの二人。
「なんでそんな嫌そうな表情?」
「予想外だっただけだよ」
「つれないな〜、これでも結構心配してたんだよ?」
そう言いながら笑って肩を組んでくるカオル。その笑顔は昔と変わってなく、懐かしさすら感じた。
「まったく、一年も戻ってこないで…」
「あぁ…それは悪い、謝るよ」
「その言葉は俺にではなく、そこの五人に言ってやれ」
駆紋の言葉に「ふぇ?」等と声を上げて驚くのは、駆紋達と一緒にいたアリサとすずかも含めた、なのは達五人。
「そうだね〜。なんたって、君の所為で半年近くは泣きっぱなしだったもんね〜」
「なっ?」
「ど、どうしてそれを…」
「だって見てたもん」
カオルがそう言った瞬間、アリサとはやての蹴りが飛び出し、カオルを足蹴にする。今の一瞬、二人の姿が見えなかった……
「相変わらずバカなんだな…」
「あぁ、相変わらずだ…」
「あれは放置するんだね…」
その通りだよフェイト君、あいつの扱いはこれでいいんだ。
「にしても今回は一年とは…いきなりすぎじゃないのか?」
「あぁ、いや。仕事じゃないんだわ、今回」
「「「え…?」」」
俺と駆紋が話していると、取り込み中の三人以外のなのは、すずか、フェイトが声を上げる。
「じゃあなんだったんだ?」
「え?……誘拐、的な?」
「……おい、それって一番やっちゃいけねぇんじゃねぇのか?」
と言われても、実際そういう感じだったし……
「ちょ、ちょっと待って!」
「ん?なんだ急に…」
「いやいや、なんで龍也君とそんなすんなり話してるの?」
すんなりって……あぁ、そういう事か。
「いや、実はさ…知ってんだよ、二人共。
仕事
(
かんりきょく
)
の事」
「「「えぇ〜〜っ!!?」」」
その驚き様は側でカオルを蹴り続けたアリサとはやてだけでなく、未だ下校途中だった他の子達もびっくりして振り向いてきた。
「えっ…
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