20話
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徴を見て、脳裏に浮かぶ名があり、その名をとっさに呟いてしまいました。
「エール・シュヴァリアーとブランシュネージュ・・・。」
「戒、知ってるの。」
「はい、秘密基地のデータベースにあった機体ですから。」
「そうなんだ。」
あの二体が存在するとしたら、ここは、スーパーロボット大戦Dの世界か、スーパーロボット大戦OGの世界だという事になります。
(まさか、次元を切り裂いて時空間転移をしたというのですか。信じられません。)
気持ちとしては信じられませんが、第三次スーパーロボット大戦αでバンプレイオスにXNディメンションという機能があり、そのエフェクトはX状に空間を切り裂く様になっていました。
そこから考えて、現実可能なのかもしれませんが、なぜこうなったという気持ちでいっぱいです。
「どうするの、戒。」
「秘密基地を利用して帰還する事が可能か試しますが、その前にどういう世界なのか調べる事が先決です。様子を見ましょう。」
そして、近づいて来た2体は先ほどまでウプウアウトが居たところで止まり何かを探しているようなそぶりを見せているので、通信を傍受します。
『アニキ、何もないね。』
『そうだな、クリフはここで巨大なエネルギー反応があったと言っていたんだが・・・。』
『でも、クリスも計器の誤作動じゃないかって、それに私も同じ意見だ。』
『そうだな、実際何もないからな、もしくは、すでに何かが移動した後なのかもしれない。』
『でも、センサーにも反応が無いよ。』
『そうなんだが。』
『確認したんだから戻ろうって、クリスが言ってる。』
『仕方ないそうするか。』
その言葉を最後にこの場から2体が離れていきます。
「アーニャ、相手に気が付かれないように尾行しますよ。」
「わかった、戒。」
そう言って、ここは雪原なのでテスラ・ドライブを起動して上空から気が付かれないように後を付けます。
「戒、どこに向かっているのかな。」
「彼らの機体はリ・テクノロジストに所属しているはずなので、ここは南極なのでしょう。」
「ここは、南極なんだ。ペンギンいるの。」
「きっといますね。」
「記録したい。」
「いまは駄目ですよ。申し訳ないのですが。」
「残念。」
そんな話をしている間に、2体が目的の場所へ着いたようです。
上空より大きい建造物の中に入っていくのを確認しました。
どうやら、ここが南極の遺跡の様です。
実際、第二次スーパーロボット大戦OGで確認することができた建物とよく似ており、ここにクロスゲートがあるのだとしたら、ここに飛ばされたのに納得が出来ます。
「しかし、判断するのは情報をもっと集めた後です。ここが、南極だという事は一番近い大都市はオーストラリア
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