20話
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着いて。このままだと、危険。」
そんな言葉を周りが話している事にも耳に入らず、ひたすらに自分の持てる力を振り絞り、念動フィールドだけでなく全エネルギーを右手のZ・Oソードに集束していきます。
『あ〜れ〜、空間が歪曲してきたよ。不味いんじゃないかな〜。』
『ふむ、凄いエネルギー量だよ、良く安定しているね。いや、ちょっとしたことで暴走しかねないか。』
『2人とも、責任を感じてください。そして、お願いですから一緒に止めてください。何が起こっても不思議ではないんですよ。』
『ここまでくれば、毒を食らわば皿までだよ。』
『それにさ〜、無理だよ。もう何も耳に入ってないようだし。うん、すでに賽は投げられたって感じだよね〜。ざ〜ん〜ね〜ん〜で〜し〜た。』
「戒、お願いだから落ち着いて。」
ついに、Z・Oソードに全ての力が収束されて、刀身が純白の光を放ちます。
そのZ・Oソードを振り下ろします。
「うおおおおおおおおおおおおおお、とりゃあああああああああああああ。」
その瞬間、眩い光にウプウアウトをが包まれます。
後で気が付いたのですが、この次元からウプウアウトは消え去りました。
そして、次に目を開けると一面の銀世界でした。
〜回想終了〜
体にかなりの倦怠感を感じますが、まずは、周りの安全を確保しないといけません。
しかし、あの程度の事で暴走するとはまだまだ精進がたりません。
注意しないといけませんよね。
「もしも、この機体を見られるとまずいので、ハイパージャマーを起動します。それと機体のダメージチェックをお願いします。」
「わかった、戒。」
そして、ハイパージャマーを起動して、機体全体が光学迷彩により景色に溶け込みます。
その間にアーニャが機体のダメージをチェックしてくれます。
「どうですか、ウプウアウトのダメージは。」
「動力関係は、特に問題ない。奇跡みたい。」
確かに、後先考えずにフルドライブしましたからね、かなりの無茶だったと思います。
「ただ、右手のZ・Oソードが使用不能になってる。」
「まあ、当然でしょう。あれだけのエネルギーを収束したんですから。」
「それだけでなく、右手もほとんど動かすことが出来ない。」
「負荷に耐えることが出来ませんでしたか。」
現在のウプウアウトの状態を確認しているとT−LINKレーダーにウプウアウトに同じくらいの大きさのものが近づいてきます。
「おかしい、KMFでは考えられないほどの大きさ。」
「そうですね、まずは、様子を見ましょう。」
ハイパージャマーを起動したままに、岩の物陰に隠れます。
すると、青と白を基調とした機体と黄色と白を基調とした機体が近づいて来ます。
その2体の特
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