第百六十六話 利休の茶室にてその三
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からこそだというのだ、顕如は。
「和議が終わればまた戦をする」
「そう言うか」
「左様」
まさにだというのだ、顕如は。
「それは武家の言うこと、しかし」
「僧侶には僧侶の言うこと、考えることがあるか」
「そうなる、だからこそ」
「わしの言葉は今は受けられぬか」
「貴殿は民のことを考えており天下泰平を目指しておる」
「それはわかっておるのか」
「しかしそれはまことに民のことを考えておるのか」
果たしてだ、どうかというのだ。
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