第十一話 ハーレーの女その十六
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もあるからね」
剣道部に比べるとかなり少ないがこの部活がある部もある。尚薙刀は相当に強力な武器の一つであった。
「あれをやってる娘もなのね」
「知り合いにいるわ」
「成程ね」
「じゃあ力とか怪人のお話ね」
また向日葵から話を切り出してきた。
「そうしたことお話しましょう」
「うん、それじゃあね」
智和が向日葵の言葉に頷く。見れば彼も正座である。正座をしているのは彼と向日葵、それに菖蒲と桜である。後の三人は女の子座りだ、薊も流石に彼がいるので今はあぐらをかかず無理をして女の子座りをしている。
その彼がだ、向日葵の言葉を受けて言った。
「今からね」
「はい、力とかのお話をしましょう」
「まさかもう五人目の力の持ち主が見つかるとは思わなかったけれど」
それでもだと言う彼だった。
「出会えたのならね」
「それならですね」
「うん、これも何かの縁だから」
それでだと言う智和だった、向日葵に応えて。
「君のお話を聞かせてくれるね」
「わかりました」
向日葵は微笑んで智和の言葉に頷いてだった。
そのうえであらためて口を開いた、そうして自分のことを話すのだった。
第十一話 完
2014・3・23
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