種まき焼き鳥野郎が喧嘩を売ってきました
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会長と二人で私達はとある場所に向かっていた。
その場所は旧校舎にあるオカルト研究部部室。会長の親友でもあり、ライバルでもあるリアス・グレモリーとその眷属が在籍している部の部室である。
はぁ、私はあんまりグレモリー眷属が好きではないんだけどな。
リアスさんや朱乃さんは私の事を会長達と一緒に着せ替え人形にするし、小猫さんは着せ替え人形されている私をみて『変態!』と言って罵ってくるし、イケメン王子こと木場君はそれを見て苦笑いをしているだけだし、新しく眷属になった兵藤君には何度スカートの中を見られた事か。
以上のような経験から余りグレモリー眷属は好きではないのだ。
それでも会長の命令なら仕方ないかな。
私はそう考えて会長の後をついていっていた。
オカルト研究部の部室に入るとそこにはグレモリー眷属以外の人がいた。
金髪のいけすかない顔をした男が立っていた。
何だか同じ男なのだが見た瞬間から嫌な予感がした。見た瞬間に吐き気がした。
何でだろう?
私はそんなことを不思議に思いつつ、今はこの部で起きていることに注意をするべく金髪の男を見ながら話を事にした。
「だから何度言わせれば分かるの!私はあなたと結婚何かするつもりはないわ!いい加減にして頂戴ライザー!!」
リアスさんは激怒しながら金髪の男を睨んでいた。
ライザー?何だか聞いた事があるな…………、
そうだ!思い出した。確かリアスさんの婚約者でフェニックス家の三男。
自分の眷属を全て女の子にしてハーレムを築いている上級悪魔版の兵藤君みたいな人だったはずだ。
なるほど。会長が私と一緒にこの場に来たのは会長が婚約者との婚約を破棄した時にはリアスさんが立会人をしてくれたから、その時のお返しで今度は自分が立会人をするつもりなのかな。椿姫副会長に生徒会の仕事を任せて、眷属の一人くらい同伴させるべきだと考えて私を連れてきたのだろう。
まぁ、会長の時は婚約者とのチェスの試合だったけどね。
会長が圧倒的な実力差を見せつけて勝利したのは眷属の中では伝説になっているくらい有名な話だったはずだ。「私より頭の悪い人間とは結婚出来ません」と言ったらしい。そんなセリフを一度でもいいから言ってみたいものだ。
ライザーさんとリアスさんが言い争っている間にリアスさんのお兄さんの女王(クイーン)であるグレイフィアさんが魔方陣を使って現れた。どうやら、二人が言い争って話が進まなかった場合の事も考えていたらしい。
グレモリー家もフェニックス家も二人のレイティングゲームの勝敗によって決める事にしたらしい。
リアスさんが勝てば婚約破棄。ライザーさんが勝てば結婚と言うことのようだ。
ライザーさんはそれを聞くなりリアスさんを嘲笑い見下したような目で見ていた。
「リアス。君の眷属で俺に勝てるのか?見た
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