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東方変形葉
変化と不変の入り乱れ
東方変形葉15話「ふーじんろく ―前編―」
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があるようだ。弾幕の筋が、閉じたり開いたりする。これは避けづらい。ならこれで!

神変「千変万化の花畑」

美しく不思議な花畑が文の高速弾をはじき、容赦なく襲い掛かる。そして、相手の体力を削っていく。そういう意味合いでは、これが一番強力なスペカだ。




「降参です。もうへとへとですぅ。まさかここまで強いとは思ってなかったわ。」
服がぼろぼろになり、両膝をついた。弾幕って服を破くのか。
「ま、とりあえず神様のところに案内してくれるかな。」
「わかっているわ。この前に湖ごと神社を引っ越してきたのよ。」
「湖ごと?・・・ん?そういえば信州のほうに・・・」
「よし、案内しなさい!文!」
「あなたは一切戦闘に加わっていないのに偉そうですね。まあいつものことですけど。」
そう、いつものこと。きっとこれからもずっと。



「こちらです。では、私は仕事がありますのでこれで。」
「ええ、ありがとう。」
文はまたスッと飛んで行った。そのとき、頭にある光景が写った。
「・・・ああ!」
「なっなに!?いきなりどうしたの!?」
「いや、神社を湖ごと引っ越してきたと聞いてね、外の世界のある湖の近くに神社があるところを思い出したんだよ。」
「ふ〜ん?」
「そこの祭神は確か・・・」
「建御名方神よ。」
「そうそれ!!・・・で、君はだれ?」
緑の髪で、霊夢とは違った巫女服を着ている。
「あっ!!昨日の謎の参拝客もどき!!」
「え?この人が?」
ふ〜ん、なるほど。そういうことか。
「あら、わざわざ山に来るなんて、すぐにうちの神様を勧請したいのかしら。」
「うち以外にも神社はあったのね。」
「幻想郷にあそこしかなかったのか・・・それにしても、わざわざ湖ごと引っ越すなんて、派手なことしたね。」
「ここの山は私と私の神様がいただくわ。そしてあの神社をいただけば、幻想郷の信仰心はすべて私たちのもの。」
「無視かあ・・・せっかく外の世界から来た仲間を見つけたというのに。」
きっといい話ができると思ったんだがなあ。
「あら?あなたもこの外からやってきたのかしら?それであの神社を知っていたのね。」
「ああ、まあね。あの辺はよく自転車で行ってたからなあ。」
「まあその話は今度しましょ。それよりも今は、その巫女に私の力を見せつけるわ。」
「え〜、面倒ね。」
「まあ、この人をどうにかするには霊夢がやらなくちゃいけないようだね。」
さすがに神社の事情に俺が入っていくわけにはいかない。
「そうね、じゃあ5分で終わらせるから、美味しいもの作ってきて。お腹すいたわ。」
「ああ、そういえばもうお昼時か。すっかり忘れていた。」
スキマを開き、家で5分でできる料理を作りに行く。・・・5分?
「・・・何あの子、神みたいな力を持
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