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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第52話 話される真実
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何かあっても俺が守ってやるよ」
「孝介ってあまり強く無さそうよね?」
「失礼な!俺だってやるときはやるぞ!?昔馴染みに空手やってた奴が居て、よく喧嘩してたからな!!」
言わずともがな、桐谷の事である。
「そうなの?………じゃあお願いするわね、しっかり私のナイトをするのよ?」
「おうよ!!」
「………ふう」
目を開け、小さく息を吐く零治。
「どうだい黒の亡霊の精神は?」
「特に変化は無いわ。おかしい所も何も無い。………なのに時々、私の意識の外で体が勝手に動く………それがバルトマンとバルトを仕留め損なった………」
悔しそうに呟く零治。糸が切れた人形の様に動かないままクレインにそう答えた。
「まあ動けなくしてくれるだけでもOKさ。それに重傷で短時間で傷を癒さなくてはいけなくなると最後の聖王器を使わざるおえないだろう」
「聖僧女リアレスの杖、パールバティね。………確かにあれならどんな重傷患者でも短い時間で修復出来るわね。だけどあれを使うとなると回復に秀でた魔導師で尚且つ、相当な魔力を使用するからあの時もリアレスしか使えない杖だったわ」
「そこは問題無いさ。適役の人物がこの世界に居る」
「あれで本当に良かったの?」
「ヴェリエ元帥の事?」
ヴェリエ・マーセナルと話を終えた2人はそのまま車で移動していた。
「そうよ。私はそんなに簡単に信じて良いとは思えないわ」
「俺もそうさ。だけど今の管理局にはあの人は必要だし、あの人の言葉も信じたいと思えたんだ。だからあの人を信じてみる事にした」
「………まあいいわ。それで、今度は何処に行くのよ?六課の道じゃ無いわよね」
「そうだね。ハッキリ言えばこっちの方が加奈を連れてきた理由かな」
そう言った大悟の言葉を聞きながら外の景色を見る加奈。
「こっちは………確か聖王教会?」
「そう。カーニバルが始まる1ヶ月前からカリムさんにお願いしていた事があったんだ。それがあの事件後に聖王教会の認可が下りた」
「カリムさん………ねえ………」
「あれ?食いつく所、そこ………?」
睨む加奈に冷や汗が流れる大悟。
「………で、そのお願いした事って言うのは?」
「聖王教会で保管されていた聖王器、聖杖パールバティの使用許可さ」
「零治君が………!?」
「黒の亡霊!?」
星の発言に地球にいた頃からの知り合い、はやて達を始め、顔見知りのスバルやティアナ達も驚いていた。
「レイ兄が………!?2人は知ってたの!?」
エリオの問いにキャロとル
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