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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第52話 話される真実
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いる事、話してくれへんか?」
そう言われはやては星達を見る。
暫く無言が部屋の中を包む中星が立ち上がり、はやての隣に立った。
「………皆さん初めまして。顔見知りも多いですが自己紹介させてもらいます。私は有栖星。地球に住む一般人です。………ただ私達には魔力がありデバイスも使えます」
そう言って一旦言葉を切る。
目を瞑り、自身を落ち着かせる。
そして覚悟を決め、話し始めました。
「皆さんが映像で確認した刀を使う魔導師は有栖零治、私達の家主で、かつて黒の亡霊としてミッドチルダ最強の傭兵黒の亡霊と呼ばれていました………」
「ストーカー?」
「そうなの…………」
5月の中旬。
ゴールデンウィークの殆どをバイトで過ごしたりと憧れのキャンパスライフから外れた生活をしてきた俺。エリスとも数日出かけただけで、当人はゴールデンウィーク前から不機嫌そうだったが、それでも当日はショッピングに食事と中々楽しい時間を過ごせたと思う。
そんな中、俯き気味に言われた言葉。少々疲れている様にも見える。
「………大丈夫か?」
「ストーカー被害は別に今回が初めてって訳じゃ無いの。高校の時も男子にこそこそと家まで付きまとわれたりしたし、一生懸命隠れて私に付いて来ようとした後輩とか可愛くて………」
「いや、それストーカー違うだろ」
エリスの高校生活が容易に想像出来た。まあこの容姿に明るい性格と来れば学校のアイドルでもおかしくない。
(加奈も猫かぶらずにいればな………)
学校では家の態度とは真逆な清純な女子高生を演じる加奈。同級生はその雰囲気が高嶺の花で近づけなかったとよく言っていた。
それさえ無ければ学校のアイドルと言われていただろう。
………まあ加奈が望むとは思えないけど。
「違うの?………ってそんな話はともかく!!今回は何か違うタイプなの………何か変な視線を感じて周りを見ても分からない。………けど何かずっと見られている気がして………」
「うわぁ………ちょっと危ないなそれ………」
今の所、視線を感じるだけの様なので気のせいと言う可能性もある。何て言ったってこの容姿である。
男女問わず、思わず見てしまうだろう。
だけどずっと、それも最近毎日と言うのは危険かもしれない。
「孝介………」
「そんな目で見なくても家に送るぐらいはしてやるよ。バイトギリギリになるかもしれないが、事情を話せば分かってくれるだろうし」
俺のバイト場は回転すしのチェーン店。そこの社員さんはまだ20代と若いので、妙に話があう。
今回の事も言えば時間をずらしてくれるだろう。
「まあ安心しろ、
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