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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第52話 話される真実
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「………全てが終わったら飲み行こう。お前に話さなくてはいけない事、詫びなければいけない事、言い出したらキリがないが、それでもワシはお前に全てを話さなければならない」
「………分かった、楽しみにしている」
そう言い残して今度こそ部屋を後にした………
「………いいんですか?」
部屋の外、壁に寄り添い、ゼストを待っていたメガーヌが居た。
「今は昔話をのんびりしている暇は無い。奴のやる気を戻せただけでも良しとしよう」
「手伝わないんですね」
「ああ。レジアスの手伝いよりも俺達にはやらなくてはいけない事がある。子供達だけにそれをさせるわけにはいかない」
「ええ、そうですね………」
「メガーヌ、君は………」
「行きますよ。ルーも戦っているんです。私だけ見ている訳にはいかないわ」
「だけど君のお腹には………」
「だからこそです。この子の未来の為にも私は戦います」
お腹に手を添えながらそう断言したメガーヌは何を言っても考えを変えないという顔で言った。
最初こそ、反論しようとしたゼストだが、言葉が出ず、頭をかいてため息を吐いた。
「はぁ………分かった。だが無理だけは絶対にするな」
「それはあなたもですよゼスト?」
そんなメガーヌの言葉に苦笑いしながら「ああ」と一言答えるゼストであった………
「状況は………?」
「今も本局ではゆりかごの対応に揺れているみたいです。機動七課はレジアス中将の元、先ずは混乱した地上部隊の統率を優先に動き出しました」
「流石やなあのおっちゃんは。流石に折れて静かになるんかと思っていたんやけど………」
とシグナムの報告を聞きながら笑みを溢すはやて。
(………主と中将は水と油の様な間柄だが、互いに認め合っている部分もある。良いライバルと言うことだな)
と思いながらシグナムも小さく笑みを溢した。
「皆の状況はどうや………?」
「高町なのは、バルト・ベルバインの2名以外は今日六課に合流する予定です。負傷者は出ましたが全員業務に支障が出るほどでは無いです」
「そか………ヴィヴィオちゃんの行方は?」
「依然掴めていません………」
グリフィスの報告を聞いてはやては椅子にもたれ掛かり小さくため息を吐いた。
(最悪の流れや………恐らくクレインは初めからヴィヴィオちゃんを狙っておったんやな………やっぱりヴィヴィオちゃんは………)
『はやてちゃん。有栖家の皆さん、並びにイーグレイ家の皆さんが集まりました!』
そんな中、リインフォースから通信が入った。
「了解やリイン。直ぐに集めるから客室に案内頼むで」
『了解です!』
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