暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第397話】
[6/6]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
だから……だから! 君は野次に負けずに普段通り頑張るんだーーッ!!」
喉が張り裂けんばかりの声でそう叫ぶ成樹の姿に、俺の目頭は少し熱くなる。
「そうだぜ、俺達もいるんだからな! ヒルト、頑張れよ!」
「わざわざ見に来てやったんだから! 少しは見返してやれッ!」
反対側の観客席からも応援が届く――見ると、小学校中学校の男子同級生一団がそこにいた。
それに手を振り、応えながら俺も規定位置へと到着する。
『さ、さて、選手の皆さんが出揃った所で、そろそろレースを開催します!』
アナウンスがアリーナに響くと、規定位置にいた全員がスラスターを点火させて、各自高速機動用のバイザーを下ろした。
『……まさかこれ程までアンタって嫌われてるなんてね』
『そうですわ! 少しはヒルトさんの凄さを思い知れば良いのです!』
鈴音、セシリアとオープン・チャネル通信での会話が届く。
『ふん。 日本人皆正しい判断だろう』
『――さっきのブーイング、凄かったけど一体どうしたんだ?』
続いて篠ノ之、一夏と通信が――てか一夏はブーイングが俺に向けられたこともわかってなかったのか?
『野次、凄かったけど……ヒルトは平気?』
『戦場なら皆殺しだな。 我が嫁を非難するとは、命知らずも良いところだ』
シャル、ラウラと会話が届く、手を上げて応えるだけに留めると、シグナルランプが点灯を始めた。
『日本政府、織斑くんが居ればヒルトは必要ないって思ってるらしいからね』
『少しはお兄ちゃんの凄さ、思い知ればいいんだ!』
『ヒルト、レースではライバルだけど……頑張ってね!』
未来、美冬、美春の順で通信会話が届いた。
シグナル二つ目が点灯――意識を集中させていく。
そして――スタート開始のシグナルランプが緑に変わると、キャノンボール・ファスト専用機組のレースが始まった。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ