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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第397話】
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々見出だしていて、その対比として君に悪評がつくようにメディアに圧力をかけてます。 織斑先生も、前々から訴えかけてますが、立場が中間管理職に近いのでなかなかきいてもらえないのです。 嘗ての大会優勝者でも、あくまでそれは広告塔みたいな形での待遇みたいですからね、織斑先生の立場は」
「……成る程」
小さく頷く俺に、山田先生は――。
「ヒルト君や織斑くんの情報解禁は間近ですが、今日はこぞってメディアの中継等もありますから、ここで日本の政府が作った汚名を返上しましょうね! 先生は皆に平等じゃないといけませんが、今だけは君を応援しますから!」
ぐっと握り拳を作る山田先生――乳房がプルンッと弾み、こんな時ながらも眼福だと思ってしまった俺は自重しなければいけない。
『それでは、いよいよラスト紹介! IS学園始まって以来の問題児、有坂緋琉人選手の登場です!』
歓声ではなく、ブーイングがピット内にも響いて聞こえてきた。
メディアの情報は知っていたが、まさか同じ日本人からこれだけブーイング受ける羽目になるとは。
カタパルトに脚部を接続し、俺は――。
「期待に応えられるかはわかりませんが、俺は俺ですよ。 他の人がいくら悪くいっても、俺という人間が変わる訳じゃないですからね――行きます!」
山田先生にそう告げると、カタパルトから射出された瞬間に飛び交う野次の数々。
「この日本の恥さらしが! 引っ込めーッ!」
「そうよ! あんたなんか織斑くんの対比にすらならない屑よ屑!」
「適性値低い癖に、専用機何かもらってんじゃねぇぞ! 有坂緋琉人!」
様々な野次が投げ掛けられる中――一際大きな声がアリーナ中に響き渡った。
『ヒルトーーッ!! そんな野次何かに負けんじゃねぇぞーー!! お前は俺の息子だーーッ! 一発ここにいる全員の度肝を抜かせて見せろーーッ!!』
PPSのオープン・チャネル通信で響き渡る親父のその声に、鳴り止まぬブーイングがピタリと止まった。
視線を移すと、グッと親指をたててサムズアップする親父の姿が目に移った。
「そうだぜ、ヒルト! 例え日本中からブーイングされても、俺達はお前の友達だって事には変わりないんだからな!」
「そうだ! 馬鹿みたいにメディアの情報に踊らされた奴等に、お前の実力、見せてやれよ! ヒルトーーッ!!」
そんな声を、ハイパーセンサーがキャッチする。
見ると、たっくんと信二の二人が俺に手を振っていた。
そして、普段は大声の出さない成樹も――。
「ヒルトーーッ! 君は僕の親友だーーッ! 君にはいつも助けられていたーーッ! 今日は、僕が君を助ける番だーーッ!
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