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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第397話】
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待の新星です!』


 手を振り、歓声に応える一夏はスタートポイントへのマーカー誘導に従って、規定位置へと到着した。


『続いて――篠ノ之箒選手の登場です!』


 二番手は篠ノ之、ピットから射出されると同時に大歓声と拍手で出迎えられた。


『彼女はISの生みの親である、かの篠ノ之束博士の妹なのです! 搭乗機体の紅椿は、まだ各国が第三世代の試作開発に成功した段階での第四世代の発表となりました! とはいえ、当の篠ノ之束博士からのコメント等の類いは無いのですが、その所属を巡って各国の熾烈な競争に晒される事でしょう! もちろん、日本もこの大和撫子をむざむざ他国に渡すつもりはありません!』


 ――無駄に長い紹介の間に、篠ノ之も一夏の隣へと規定位置に到着した。


『続いては――中国代表候補、凰鈴音選手です!』

「あ、あたしか……。 じゃあ、お先にね!」


 そう言ってカタパルトから射出されると、またアナウンスによる自己紹介が流れた。


『昨今は領土問題など多々ありますが、このISのレース【キャノンボール・ファスト】にそんないざこざは関係ありません! 元気印の中華娘、凰鈴音選手に拍手でお出迎えください!』


 アナウンサーのその言葉に、盛大に鳴り響く拍手で出迎えられた鈴音。

 もちろんそれにも笑顔で応えると規定位置で鈴音は待機した。


『続いての登場は――イギリス代表候補生、セシリア・オルコット選手です!』

「次はわたくしですか。 では皆さん、先に行って待ってますわね♪」


 軽くウインクすると、そのままカタパルトで射出された。


『彼女はイギリスでも有数の貴族、オルコット家の当主です! その若さからは想像できない多大な苦労をなされてはいますが、いつも気高く、気品溢れる彼女に、暖かい拍手を!』


 先ほどの鈴音同様、拍手で出迎えられたセシリア。

 両手で観客に応える様に手を振りながら、鈴音の隣の規定位置へと着地した。


『次は――フランス代表候補生、シャルロット・デュノア選手です!』

「ぼ、僕!? うぅ……き、緊張するけど、行ってくるね、皆!」


 若干緊張の面持ちのシャルだったが、カタパルトに脚部を接続する頃には既に緊張など無くなっていた。


『シャルロット・デュノア選手は、IS量産機、世界第三位のシェアを持つデュノア社の秘蔵っ子! ついた二つ名は微笑みの貴公子! そんな彼女にも暖かい拍手をお願いします!』


 微笑みの貴公子と紹介されて微妙に困惑した表情を浮かべたシャル。

 規定位置は鈴音の隣だ。


『続いて! ドイツの代表候補生、ラウラ・ボーデヴィッヒ選手です!』

「次は私か……。 
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