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艦隊これくしょん!平和な鎮守府の日常?
釣り
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しまった………」
「だからどぉしてそうなるんですかああああああああああ!!!!!????」

ごもっともである。釣りをしてて深海棲艦を釣り上げるなど前代未聞すぎる、っというか訳が解らん。深海棲艦は敵だ、敵は倒さなくてはならない。だが………目の前のヲ級はどう見ても敵意が無いというか、攻撃するような素振りを一切見せようとしない。っと言うか提督の膝の感触を楽しんでいるようにも見える。

「まあまあ榛名落ち着いて、見た感じ悪さするよう感じには見えないし中々可愛いもんだよ?」
「そういう問題ではありません!それにヲ級を膝から下ろしてください危ないです!!」

だがヲ級は降りようとしない、それになんだか気持ちなってしまったのかそのまま瞳を閉じて眠り始めてしまった。

「あらら寝ちゃったか」
「大佐、どうします?」
「やっぱり撃破しちゃうんですか?」
「いやこの寝顔を見たらなんか……ねぇ?」
「う、うむ。戦艦としてこんな事を言ってはいけないのだろうが、可愛いな」

膝の上で眠ってしまったヲ級、釣り上げた4人はそれを囲み、笑顔になりながら楽しそうにヲ級をどうするか話をする。まあこのままだと処分はほぼ100%有りえないだろう。

そしてその後………。

「提督今戻ったぞ」
「長門さんお帰り、良い感じに完全勝利したみたいで安心したよ」
「提督の素晴らしい指揮のおかげさ。それに今回はこいつが活躍したしな」

今回出撃したのは長門が旗艦を務めた編成だったが、今回はニューフェイスが編成に加わっていた。丁度鎮守府の正規空母である加賀と赤木は入渠してしまっている、なのでニューフェイスである空母が初出撃したのだ。その空母とは

「良くやったね、お疲れ様」
「ヲッ♪」

そう、ヲ級である。あの後艦娘を全員集めて会議をした結果、ヲ級が牙を剥く可能性を踏まえて見張りとして長門と共に行動するっという制限はあるが鎮守府の仲間入りを果たした。そして今回の初出撃、申し分ない大活躍をしたヲ級だった。皆はヲ級の戦火を褒め称えているが一人だけ頭を抱えて唸っている艦娘がいた。

「良いのでしょうかこれは………でも提督とか他の皆さんも許可出してるし…ええでも………ぇぇえ?」

秘書官である榛名であった。彼女の苦労はまだ続くのであろう。
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