コードギアスR2
0653話
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なのは敵の戦意や士気を下げる事だ。ようは、どうやってもシャドウミラーを相手にしては勝てないというのを刻みつける訳だ。その為、ブリタニア本国周辺の複数箇所から侵攻した部隊は、それぞれ地道に軍事基地を攻略していくことになる。一気にブリタニアの首都ペンドラゴンまで攻め込むのではなく、軍事基地を減らす……つまりはブリタニアという国の基礎体力を減らしていく訳だ。尚、この際軍事基地への攻撃はまだしも、それ以外の……具体的に言えば一般市街への攻撃は厳禁とする」
呟き、視線を陽光側の出席者へと向けるコーネリア。
陽光側の参加者達は、一瞬不愉快そうな表情を浮かべるも、特に何を言うでもなく沈黙を守る。
……まぁ、今のコーネリアの態度を考えれば、一般市街への攻撃をするのは陽光側の軍人であると断言しているようなものだしな。
だが、それはある意味で間違っていないのだ。そもそも俺達シャドウミラーの主戦力はメギロートであり、無人機なだけに略奪やら暴行やらといった行為を行うようには出来ていない。量産型Wにしても、人造人間で自意識は存在していない為にその辺の心配は無いだろう。そうなると残るのは俺達幹部達だが……
そこまで考え、会議に参加しているシャドウミラーのメンバーへと視線を向ける。
可能性があるのは、戦闘で熱くなって周囲に被害をもたらしそうなムラタくらいか?
それに対して、陽光側は全機が有人機だ。もちろんこの会議に参加しているメンバーは略奪なり何なりを行った場合、戦後のマイナス要素を理解しているだろうからそんな真似はしないだろうが、一兵卒全てがそんな倫理観を持っている訳では無い。いや、寧ろ中華連邦という国に所属していた事を考えると、略奪しない方がおかしいと考えていそうな者達も少なからずいるだろう。
それを理解しているからこそ、不愉快そうにしながらも何も言わない訳だ。
「そうして、ブリタニアの本土を徐々に蝕むようにして攻略していく。当然ブリタニア側としても、それに対抗する為に他の植民地エリアから戦力を集めようとするだろうが、その時には他の植民地エリアもメギロートやシャドウで身動きが取れなくなっている筈だ。無理に戦力を送ったとしても、その戦力は高が知れているからそれ程問題にする必要も無いだろう」
「最終的にペンドラゴンまでシャドウミラーが到達した時は、ブリタニア本国に残る戦力はペンドラゴンに残っているだけって訳だ」
ムウの言葉に頷くコーネリア。
「けどさぁ、ブリタニア軍が戦力を1つの戦場に集めて各個撃破を繰り返したらどうするのさ?」
「そうなったらそうなったで、こっちの思う壺でもある。何しろ、シャドウミラーが誇るフラッグシップ機のニーズヘッグがいつでも転移可能な状態で待ち受けているんだからな。残存戦力が纏めて出撃してくれば、すぐにア
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