暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0653話
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える事になる。それならば植民地エリアは放っておき、まずはブリタニア本国を落とし、その後植民地エリアを攻略していくというのがベストだろう。さすがにブリタニア本国が落とされたと知れば、当然植民地エリアを統べている総督は混乱する。あるいは何らかの手を打つ前に情報を集めるなりして余計に時間が必要となるだろう。他にも本国を脱出した皇族を擁して臨時政府のようなものを作り出すかもしれないが、それにもある程度は時間が掛かる。……それ以前にブリタニア本国が落ちていたら、既にこのギアス世界で私達に対抗出来る戦力は無いから、そもそも臨時政府そのものが無意味になるかもしれんがな」
「では、植民地エリアは無視するというのか?」
「勿論無視はしない。こちらで牽制可能な程度の戦力は出す予定だ。具体的に言えばシャドウ3機にメギロート100機程度を各植民地エリア、そして裏切りの前科があるEUの近くに派遣して牽制する為の戦力とする」

 1つの植民地エリアに対して、シャドウ3機とメギロート100機。これは牽制するのには十分すぎる戦力だろう。何しろメギロート1機で第8世代KMFと同程度の性能を持っているのを考えれば、下手をしたら派遣される103機でその植民地エリアを陥落させる事すら可能かもしれない。
 ……占領するには人材が足りないから、攻め落とせても統治は出来ないんだが。
 洪古にしても、メギロートの強さは理解しているのだろう。納得したという風に頷いて質問を終える。

「他に何か質問のある者は……いないようだな。なら、次の説明に入る。ブリタニア本国に対する攻撃方法だが、これに関してはこれまでのシャドウミラーが行って来た戦力を集結させた一点突破……では無く、多数からの同時侵攻を考えている」
「ちょっと待って下さい、それだと戦力の分散じゃないですか? 中華連邦の愚行を私達が繰り返す必要性は無いと思いますが」

 そう口を開いたのは、陽光の幹部の1人の女だ。名前は知らないが、何度か会議で見た覚えがある。
 その女の言葉に獰猛な笑みを浮かべて頷くコーネリア。

「私としてもブリタニア軍がそう判断してくれると助かる。まあ、宰相のシュナイゼル兄……ん、コホン。シュナイゼルはともかく、軍人達の中には今の質問のようにこちらが戦力を分散していると知って各個撃破を狙ってくる者もいるだろう。それがこちらの狙いだと気が付かずにな」
「つまり、敵を誘い込む目的だというのですか?」
「それもある。他にも敵に地の利の無い場所で戦いを進めるというものもあるな。だが、それよりも問題なのはブリタニアの戦意が高いということだ。何せ、宰相と皇帝が協力して軍備を整えているという話だしな」

 この説明に中華連邦の者は殆どが不思議そうな顔をする。いや、寧ろそれが当然だと思っている者も多い。勿論皇帝と宰
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