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改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
19話
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エネルギー状の翼になります。
 そのまま、飛行に入ると信じられないほどの加速がかかり、加速による圧力がかかります。

「ぐう・・・。」
「きゃあ。」

 うめき声を上げるとセシルさんが慌てて声を掛けます。

『2人とも大丈夫。』
「ええ、大丈夫ですよ。こんなに加速するとは思いませんでしたから、ビックリしてしまってだけですよ。」 
「こっちも、大丈夫。」
『そうね、私もこんなに加速するとは、思わなかったわ。これほどの加速なら細かな旋回は出来そうになさそうね。』
「確かに難しいですね。少し練習してみます。」

 そう、セシルに伝えて、このままの状態で飛行します。
 
「アーニャ、大丈夫ですか。」
「うん、大丈夫。心配いらない。」
「そうですか、全速力にしますよ。」
「わかった。」
「行きますよ。」
「了解。」

 スラスターを全開にします。
 すると、スピードは加速され、加速による圧力も倍になります。
 ですが、それ程苦しくは感じないのは、この体のせいなのでしょうか。
 後ろのアーニャも少し顔をひくつらせていますが、問題ないようです。
 その為に、機体を止めて、テストを終了します。

「飛行訓練もこれくらいでいいでしょうか。」
『ええ、十分よ。基地に戻ってもらっていいわよ。』

 その言葉を聞いて、地面に降り立ち基地に戻ろうとエレベーターの方に進もうとするとジェイルに声を掛けられます。

『待ってくれたまえ、実験してみたい事がまだあるんだよ。少し待ってくれたまえ。』
「何がしたいんですか、ジェイル。」
『名にちょっとした実験だよ。』

 この時のジェイルの素晴らしい笑顔に背中に冷たい汗が流れるのを感じてしまい、恐怖を感じてしまいました。
 また、アーニャも顔を少しひきつらせていたのを画面越しですが、理解できました。
 ジェイルの顔を見てから嫌な予感が止まることなく、警笛を鳴らしています。

(無事に終わってくれるのを祈るしかありませんか、お願いですから無茶な事はしないでくださいね、今この機体にはアーニャも乗っているのですから。)
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