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ストライクウィッチーズ  扶桑海軍119航空隊
最速の魔女
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〜side.理恵〜



「仲間同士で争うなんて間違ってます」

仲間同士でか、私にとっては仲間はもう119のみんなしか考えられない。

「今日は忠告だけで勘弁してあげる。それと、私に何か聞くときはそれ相当の物を持ってくることね」

私からただで情報を取ろうなんて。まあ、軍の上層部より出すことも不可能だろうし、なにより任務だから覆すことが出来ないこともあるけどね。
でも、今回の任務は改めて考えればおかしな話だよな。上層部は何をしようとしているのかな?

「成る程。では、私と勝負しろ」

「はあぁぁぁぁぁぁ」

一体、どんな解釈をしたらそうなるの?

「ルールは先程と同じでいい」

「自分が何を言っているのか分かっているの?」

「当たり前だ!」

坂本少佐は自身がいっていることの意味を理解しているのであろうか?模擬戦であろうと、実戦であろうと賭け事は禁止されている。それなのに坂本少佐は私に勝って、私を支配下におくつもりみたい。

「はぁ〜。仕方がありませんね」

こればかりは退いてくれそうにない。これ以上長引かせても時間の無駄だし、仕方がない。

「坂本少佐。あとで105航空団指令室まで来てください。ある程度ですがお話ししましょう」

「やっとか。ああ、コイツらの訓練が終わってから行くとしよう」

ねぇ、私のやっていることはあってるのかな?今の私を見たら***はどんな顔をするのかな?




〜side.坂本〜




たしかに仲間を失うのは大きな話だが、あいつはそれだけではないはず。以前の欧州防衛戦で何があったのか、調べる必要がありそうだな。

「坂本さん。走り終わりました」

根岸、何かひっかかるのな。

「坂本さん。走り終わりました!」

「すまんな、宮藤」

「気にしないでください」

「それでは、次は腕立てだ!」

「「了解!」」

まあ、あとでわかることだ。今は待つとしよう。




〜105航空団指令室〜




「根岸さん。なにしてるんですか!」

「颯。静かに」

私は、機密ランクSの書類、データをすべて広げていた。

「根岸さん。これは軍法会議ものですよ!」

「わかっているよ」

「ならやめてください。あなたの任務は上層部のもの以外にもあるでしょ」

確かにやらなければならないこともある。でも、私は坂本さんに約束したから。

「根岸さん。入るわよ」

あれ、ミーナ中佐まで来るとは聞いて無いけど。

「開いてます」

扉が開き、入ってきたのはミーナ中佐、坂本少佐とバルクホルン大尉の3人。

「坂本少佐、これはどういうことですか?」

「それがだな、ミー
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