最速の魔女
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して、この事はアフリカにいる茉耶にも伝わったのだが、同じ119の芽衣には伝わらなかったようで、事実、こちらに向かっているのは茉耶だけのようです。
「理恵、飛行訓練したい」
こんなときに!でも、こんなときだからこそ気分転換も必要かな。
「うん。いいよ。でも、飛行訓練だけだと面白くないから、模擬戦にしようか」
模擬戦と言うことばを聞くと、圭は少しだけ笑顔になっていた。
「それじゃあ、5分後に下に集合ね♪」
「はいっ!」
凄く嬉しそうなんだけど・・・
「理恵。任務はいつからなんだ?」
圭が退室したのを確認すると、颯が先ほどの話を始めた。
「今からだよ」
この答えを聞いた颯は何も言わずに退室した。
「今回の任務は大変だな〜」
静まり返った部屋のなかで私は、一人で呟いていた。
〜支度中〜
私は、訓練を行うと言うことだったので、前使っていた軍服を着ていた。
「あれ〜、少佐。髪の毛切ったの?」
「えっ?」
後ろから声をかけられたので、私は振り返ったが、そこにいたのは先ほど私からフライドポテトを持っていったカールスラント軍人だった。
「エーリカ・ハルトマン中尉?」
「そーだけど?」
こんなところで任務目標にあうなんて。幸なのか不幸なのか分からないね。
「あちゃ〜、少佐だけど、少佐じゃないか」
ギクッ。
「まあ、いっか。それと、ポテトありがとね〜」
この部隊は以外と強敵かもしれない。私の正式な階級をを知っている人が多すぎる。
扶桑に帰りたいな〜。
〜移動中〜
「理恵。遅い」
すでに滑走路には圭が首を長くして待っていた。
でも、私は圭のように元気ではありません。
「今日はこれを使う」
圭が手にしていたのは九十七式自動砲。対ネウロイ用に扶桑で開発された対戦車ライフルである。重量は約60kgと普通の歩兵が持つには分の悪い代物であるが、私たちには関係ない。
「それじゃあ、私は九十二式重機関銃にしようかな」
「理恵、それだと勝負にならない」
そうだろうね。装填時間のかかる九十七式自動砲と連射速度がはやい九十二式重機関銃だもん。
「まあ、いいじゃん。それでは離陸開始!」
私と圭は各々のストライカーユニットを履き、空に飛び立った。
私たちは100mほど上がるとそれ以上は行かず、違いにむきあった。
「ルールは10秒後ろをとることでどう?」
「いつもと一緒。問題ない」
「それと威嚇射撃は可とする。これでいい?」
「わかった」
私たちが使っている|戦
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