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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第394話】
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 食堂へと辿り着くと、相も変わらず食堂内は騒がしく、噂に話の華が咲いたり、テレビのクイズ番組を見て各々が違う答えを言ったりと騒々しい。

 とはいえ、女性が集まればこんな感じだろう、そう思っていると腕を絡ませていた二人が離れ、解放されたと同時に妙な寂しさを感じた。


「今日は月見うどんにしようかな……。 ラウラは?」

「私はフルーツサラダとチョコぷりんだ。 先日シャルロットから一口貰ったのだが、あれが美味しかったのだ……」


 そう言って味を思い出したのか、少し絞まり無い顔をするラウラ。


「わかるわかる、あのチョコぷりんって美味しいよね〜♪ 他だと、ミックスパフェとかも美味しいよ?」

「ふむ。 ミックスパフェか……美味しそうだ」


 二人でデザートの話題で盛り上がるのを他所に、俺は食べたいものをチョイスする。

 たまにはオムライスが食べたくなり、今回は特大オムライスを食べることに決めた。

 そうこうしている内に美冬も月見うどんとラウラ同様のチョコぷりんを選び、ラウラは言った通りのフルーツサラダとチョコぷりん、後は普通サイズのオムライスを選んで暫く待つと、直ぐに料理が出来上がり、今回は窓側の席へと座った。

 ラウラと美冬は、互いに俺の正面へと座る。


「じゃあ、いただきます」

「「いただきます」」


 俺に続いて二人も食事を摂り始める。

 いよいよ明日はキャノンボール大会、鋭気を養うつもりで食事を摂っていると――。


「ヒルト、美冬、いよいよ明日だな」


 ラウラは一口オムライスを頬張りながらそう告げる。


「キャノンボールだね。 頑張るのは当たり前、後はどう結果に繋げるか――だね?」


 七味をかけ、月見うどんを食べる美冬――泣いても笑っても、明日が大会なのには変わりなく、調整に関してはギリギリまで可能な為、俺は最後まで調整するつもりだ。

 結局俺はプロペラント・タンクを増設してエネルギー消費ではなく推進剤消費を選んだ。

 パッケージも考えたが、バランスが少し悪くなるのを危惧すると装着という考えは出来なくなったからだ。

 出だしもあまり良くないかもしれないが、持久力はある……はず。

 後は可能な限り、妨害に合わないようにすれば多少勝機は見えるはずだ。


「何にしてもいよいよ明日。 親父も見に来るみたいだしな」

「うん。 さっきお父さんから連絡あったよ。 そういえば帰国してたの忘れてた」


 ……親父が訊いたら泣きそうだな、今の美冬の言葉は。


「教官も見に来られるのか……。 ならば尚更負けるわけにはいかないな。 明日は一時的だが、皆私のライバルだ」


 ラウラはそう言うと
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