ジェラールとエルザ
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「おまえ、確か、ガルナ島の、」
「どこまでさかのぼってんのよ。」
ルーシィは今度はナツにつっこんだ。
「見つけた。妖精の尻尾の魔導士。」
シェリーはポツリとそう呟いた。
「?何? 」
「くくく。」
メキメキ メキメキ
「!!!」
突然木が人の手の形になりナツとルーシィを襲おうとする、が、
「バカヤロウがーっ!!!!」
ガシィ
「がふぁ。」
ドタン
後ろからグレイがシェリーを抑え倒した。
「グレイ!!!」
「無事かおまえら!!」
「放せ!!!くそっ!!!まだ生きていたのか!!!!リオン様の仇っ!!!」
シェリーは鬼の形相で暴れだした。
「こいつ、あの光の後、急におかしくなりやがってよォ。」
「おまえもさっきまでおかしかったじゃねーか?」
「は?」
グレイはナツが何をいっているのか分からなかった。
「ナツ、あれはニセモノよ。」
ルーシィは何も知らないナツに説明した。
「許さない!!!リオン様の仇!!!」
「誰の仇だって?」
ザッ
「!」
「オレを勝手に殺すんじゃない。」
そこに現れたのは先程の爆発の中に消えたと思っていたリオンだった。
「リオン様…。」
シェリーはまだ夢を見ているのかと錯覚するほど目の前の状況に驚いていた。
「しぶてぇんだ、コイツは。」
「貴様等ほどじゃない。」
「何だとォ!!?」
「そこかみつくトコ?」
リオンが喋っている、その光景に安堵したシェリーは涙をこぼしながら倒れた。
「よかっ……た…。」
ブシュアッ
シェリーから何かが抜け出した。それはまるで悪霊と言った類いのものと似ていた。
「何だ!!?」
「やっぱり何かに取りつかれて…。」
「これが、ニルヴァーナ。」
こちらウェンディとシャルル。
「黒い柱が白くなったわ。」
「何が起きてるんだろう?」
ハッピー、ヒビキサイド。
「んしょ、んしょ。みんな、無事だよね。」
そして、タクヤ、エマ。
ザブァァァン
「ったく、いくらやっても次々沸いてくるぞ。」
「タクヤ!!!あれを見てください!!!!」
タクヤはそう言われてエマの指差す方を向いた。
「黒から白に変わってる…。」
「まさか、ニルヴァーナが目覚めちゃったんじゃ!!!?」
「違うな。」
「「!」」
そう言ったのは虚ろな聖域のリーダーだった。
「まだあれは完全には目覚めていない。だが、それも時間の問題だがな。」
「…コイツ等に時間をかけてらんねぇな。さっさと決着つけんぞ!!!」
そして、タクヤは再び虚ろな聖域に立ち
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