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緋弾のアリアGS Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
25弾 ファーストキス
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むだろう。
そしてそれは、おそらく正解で。
戦えない俺は元より、アリアまで――――殺される――――!
「あたしは覚えてる!あんたは、あたしに『スキかキライで言えばキライ』って言った!あたし、あの時は普通の顔してたけど――――あたし、あんたのこと、パートナー候補だと思ってたのに、『キライ』って言われて――――あの時、本当は、胸が、ズキンって――――」
ああ、アリア。
――――許せ!必要悪だ!
「だからもういいのよ!あたしのことキライならいいのよ!あたしのことキラ――――」
喚くアリアの口を、俺は。
塞いだ。
口で。
「――――!!!」
赤紫色
(
カメリア
)
の目を、飛び出させんばかりにして驚くアリア。
恋愛沙汰の苦手なアリアは、俺の決死のキスに――――
思った通り、完全に、固まってくれた。
黙るどころか、両手の先までまるで石化したようにびびんと突っ張っている。
――――ぷは!
2人は口を離し、同時に息を継いだ。
長い――――キスだった。お互い硬直してたせいで。
「アリア……すまない。こうするしか、なかった」
「……か……か、か、かざ、あにゃ……」
ふら、ふらら、へなへな。
アリアが……その場にへたり込んだ。
「バ、バ、バカミズキ……!あんた、こ、こんな時に……なんてこと、するのよ……!あたし、あたし、あたし、ふあ、ふぁ……ファーストキス、だったのに……!」
また騒ぎ出すかとも一瞬思ったが、それは無さそうだ。
ノドの奥から出るその涙声は、脱力しきって、かすれている。
「安心していい。俺もだ」
「バカ……!せ、責任……!」
涙目で俺を見上げ、プルプルと小動物のように震えるアリアに――――
恥ずかしさが顔に出るのを全力で押さえながら俺は、屈んで、目線の高さを合わせてやった。
「ああ、どんな責任でも取ってやる。でも――――仕事が、先だ」
「……」
ついに黙りこくってしまったアリアの耳元に口元を寄せ、俺は囁く。
「武偵憲章1条。仲間を信じ、仲間を助けよ。さっきアリアはこの憲章に従って、俺を救ってくれた。だから次は、俺から行動を起こそう。俺は、アリアを信じる。だからアリアももう一度、俺のことを信じてくれ。いいか。2人で協力して――――『武偵殺し』を、逮捕するぞ」
「バッドエンドのお時間ですよー。くふふっ。くふふふっ」
理子はどこからか用意したらしい鍵で、スィートルームのドアを開けてきた。
そして、ナイフを握る髪の毛を手のように使って扉を押さえつつ――――両手に銃を携え、笑いかけてくる。
「もしか
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