暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリアGS Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
25弾 ファーストキス
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うと叫ぶが、理子は俺に向かって微笑むと声を出す。
これは誰にも、特にアリアにだけは聞かれたくなかった。
バスジャックのあの時、アリアに見せた俺の無様な姿。
あの時は自分から明かそうとしていたその理由が今、最悪のタイミングで、明かされた。
「――――仲間が一緒にいると、戦えない体質になったんだもんね」
「あの夏。自分のミスでキンジが死んだお前は、それから仲間と共に戦うことが出来なくなった。仲間がいると、不安になって、冷静さを失って、動悸が激しくなり、視野が狭くなり、震えが止まらなくなるようになった。ほら、必死に隠してるつもりみたいだけど、今も震えてる」
「やめろ……やめてくれ」
震える手を背中の後ろに隠し、俺は言う。
それでも、理子の口は止まらない。
「今だって立ってるのが精一杯のはずでしょ?アリアの前でかっこつけたいのはわからなくもないけど、我慢は身体の毒だよ?ミーくん」
「やめて……くれ……」
遂に声も掠れてきた俺を見て、理子が盛大に笑う。俺はそんな理子から目を逸らし、アリアの方に視線を向けようとして――――やめる。
今の話を聞いたアリアは十中八九、俺に失望しているだろう。この前まではそれを望んでいたはずなのに、今はアリアに失望されてることを知るのが怖い。
俺がそんな風に固まっていると、不意に――――
「……ッ!」
アリアが動いた。まるで小さな、獅子のように。
ばんっ!と床を蹴ったかと思うと、2丁拳銃を構えて襲い掛かる。
「……さっきから聞いてればぐちぐちぐちぐち言って。パートナーへの暴言は、あたしが許さないわ!」
一気に距離を詰めたアリアは、そのまま近距離で理子に向かって発砲する。
理子はそれをぎりぎり躱し、後ろに大きく跳んで距離を取る。
アリアは理子を追撃しようとせず、そのまま自分も後ろに跳ぶ。
そして俺の方に向かってきて――――
げしっ!
頭に踵落としを喰らわせてきた。
「痛っつ!……おいアリア!お前急に何して……!」
「うるさい。男ならそれくらいで文句を言うんじゃない!」
アリアは俺が今まで見たことが無いほど怒っていた。むしろ激怒していた。
「えっと……アリア、さん?もしかしなくても……怒ってます?」
アリアのあまりの怒りっぷりに敬語になってしまった。アリアさん迫力マジぱない。
「怒ってるわよ!そりゃ怒るわよ!あんた、あいつにあんだけ言われて悔しくないの!?武偵なら、一回言われたら一発撃ち返しなさい!」
「いや……言葉に銃弾で返したらダメだろ……」
アリアのあまりに暴走しすぎた考えにツッコミを入れる俺。でも、確かにアリア
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