暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリアGS Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
25弾 ファーストキス
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て理子に向けていた。
「動くな!」
「アリアを撃つよ!」
体勢的にこっちに銃を向けるのは間に合わないと判断したらしい理子が、シャワールームにワルサーを向けた時。
がたんっ!
天井の荷物入れに潜んでいたアリアが。
転げ出てきながら、白銀のガバメントで――――
ガンガンッ!!
理子の左右のワルサーを、精密に手から弾き落とした。
「!!」
さらにアリアは空中で拳銃を放し、背中から流星のように日本刀を2本抜く。
「――――やっ!」
そして抜刀と同時に、振り返った理子の左右のツインテールを切断する。
ばさっ、ばさっ――――
茶色いクセっ毛を結ったテールが、握っていたナイフごと床に落ちる。
さらにアリアは刀の峰の部分で、理子の髪を薙ぐ。
すると、理子の髪の中から一つのコントローラーが落ちてきた。
理子が、この飛行機を遠隔操作するために使っていたコントローラーだ。
「うッ――――!」
理子は両手を自分の側頭部に当て、初めて、焦ったような声を上げた。
ちゃき、とアリアは刀を納め、流れるような動作で拳銃を拾い上げる。
「峰・理子・リュパン4世――――」「――――殺人未遂の現行犯で逮捕するわ!」
俺とアリアが、黒と銀のガバメントを同時に向けると――――
理子は……にやぁ――――、と満面の笑みを浮かべて俺とアリアを交互に見た。
「そっかぁ。ベッドにいると見せかけて、シャワールームにいると見せかけて――――どっちもブラフ。本当はアリアのちっこさを活かして、キャビネットの中に隠してたのかぁ……すごぉい。ダブルブラフって、よっぽど息が合ってないとできないことなんだけどねぇ」
「不本意ながら一緒に生活してたからな。合わせようとも思わなくても、自然に合ってたんだよ」
「ふぅーん。ああ、あともう一つ聞くことがあったんだ。ミズキ、さっき銃弾を防いだあれ、何?」
「俺と文が共同で開発してた、銃弾防御用の道具。俺が開発した特殊な薬物を、文がお前からもらった爆弾の爆風を利用して、超高速で膨らむようにしたものだよ」
そう、俺が文に開発を依頼し、そして先ほどもらった球体の正体はこれだったのだ。アリアと組んで仕事していると、銃弾を喰らう可能性がかなりありそうだと思って、念のために作っておいたんだが……結構大事な場面で役に立ってくれた。
「なるほど……理子が今回、敵に回したと思ってたのはアリアとミズキだけだったんだけど……もう一人、あややがいたのかぁ。それはちょっと盲点だったな。2人――――いや、あややを含めて3人か。3人は誇りに思っていいよ。理子、ここまで追い詰められたのは初めて」
「追い詰め
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