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緋弾のアリアGS Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
25弾 ファーストキス
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したら、仲間割れして自滅しちゃったりしてくれないかなぁーなんて思ってたんだけど。そうでもなかったみたいなんで、ここで理子の登場でぇーす」
「俺はアリアシナリオをプレイしてるんだ。理子ルートは次の周回でやってやるから、今はお引き取り願えないか?」
「ダメダメ。ヒロインのシナリオ中に、他のヒロインが敵キャラとして出てくるのは定番でしょ?……で?アリアは?まさか死んじゃった?」
髪のナイフでベッドを指しながら、理子が言う。
そこは枕と毛布を詰めて、人がいるように見せかけているだけの膨らみだ。
「さあな」
チラ、と俺が眼だけで横のシャワールームを見ると、理子は目ざとくその視線を追った。
「そういえばミズキ。戻ってるみたいだね、あの頃に。そういうミズキ、素敵だよ。どっきどきする。勢い余って殺しちゃうかも」
「そのつもりで来い。じゃなきゃ……お前が死ぬぜ?」
低く、威圧するように言った、俺に――――
理子はクラッときたような顔をして、拳銃を向けてきた。
「――――さいっこー。愛してるよ、ミズキ。見せて――――オルメスの、パートナーの力」
引き金を引こうとした、理子に。
俺は、ベッドの脇に隠しておいた非常用の酸素ボンベを盾にするように掲げた。
「――――!」
撃てば、爆発する。
俺ごと。そして理子ごと。
それを悟った理子の手が、一瞬、止まる。
一瞬で充分だった。
俺はボンベを投げつけながら、理子に飛びかかろうとする。
ゼロ距離になってしまえば、体格で圧倒できる。
「――――!」
理子が眉を寄せた、その瞬間。
ぐらっ!
「うっ!?」
飛行機が突然大きく傾いた。
足元がブレて、姿勢を崩した俺の目の前に――――
斜めに傾いた部屋の中で、笑う理子のワルサーが俺の額を狙うのが見えた。
そして。
――――!
その銃口から鉛玉が放たれ、こっちに飛んでくる。
ああ。これは避けられない。右にも。左にも。人間は銃弾より速く動けないからだ。
絶対に避けられない。
ならば――――
「こんなことも、あろうかと――――」
俺は右手に持った、文から受け取った球体についたスイッチを押した。
すると――――
バンッ!
その球体が超高速で大きくなり、俺と銃弾を遮る。
「なっ!?」
理子のワルサ―から放たれた銃弾はそのまま球体へとぶつかり……
ぼすっ
と、音を立てて停止する。
予想外のことに理子が眼を見開いた瞬間――――俺は横に移動して、アリアから借りた漆黒のガバメントを抜い
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