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魔法科高校の有能な劣等生
不審者の目的?
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「そもそも不審者の狙いはなんだ?
また魔法に関しての情報狙いか?」

「いや、不明だ。」

達也は森の茂みを見詰めながら言う。
何か見えているのか?

「分かっているのはその不審者は何度かこの魔法科高校に侵入し脱出に成功している位だ。」

この魔法科高校に何度か侵入?
現代の学校は防衛システムやら何やらは昔に比べて別格と言える程、進化している。
それを掻い潜り侵入、それは相当の強者、或いはハッカー

「その不審者の目的は何なんだ?」

それは独り言、だが、それを聞いた達也は答える。

「目的は、無いんじゃないか?」

「目的が無い?」

目的が無しに魔法科高校に侵入する馬鹿がいるのか?

「ああ、奴等は侵入はしたが
何もせず生徒にわざと見つかり逃亡している。
単なる遊びか、それとも俺では予想のつかない何かを計画しているのか」

「わざと見つかり?
それって不審者達は何もせずただただ侵入してわざと自分らの正体を明かしているって事か?」

「その通りだ。」

俺はその達也の言葉に何が何だか解らなくかる。
もし魔法科高校のデータベースにアクセスして魔法の最先端資料を盗むなら隠密にバレず的確
だが、不審者はわざと見つかりわざと逃げる。
何か目的が有るとは思えないし、余計に頭が混乱する。

「じゃ、今回も、もし現れたらわざと人に見つかり逃げるつ先方か。」

「確証は無いがおそらくそうするだろう。
それに奴等が現れるのは決まっている。」

「決まっている?」


「奴等は何故かは解らないが水曜日の大体、6時20分にここから出現している。」

俺は達也の目線の先を見る。
さっきからここを見ているという事は奴等はここからやって来て逃げる、のか?

「奴等が使う魔法の系統は?」

「フラッシュタイプ
言うならば閃光弾並の光を放つ魔法らしい」


「それはそれは逃げるのには適した魔法だな」

今の時期6時20分位といえば段々と太陽が闇に沈む位の時間帯
目視は出来るが何が何かはよく見ないと解らない。
今の時期が冬なら、不審者の使う魔法は更に厄介だったろうな、

「もう片方は氷系統の魔法」

氷系統、余り使う事の出来る魔法師を見た事は無いが
それも余りこの時期では意味が無いだろう。
それは今の時期が初夏だからだ。
段々と熱くなり太陽の光も強く夜も地味に暑い。
嫌な季節、それで氷系統の魔法を使っても大した効力は得られないだろう。

「OK、大体解った。」

「そうかならCADを準備しておけ。
そろそろ時間だ。」

達也は懐から日本の手袋の様な物を取り出し拳に装着する。

「達也、それは?」

「これか?
これは風紀委員の
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