暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0652話
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産型Wの許可といったものが必要だが、それでも何かあったらゼロなら面子に拘って手を打つのを遅れるというような事はしないだろう。

「取りあえず、話はこれで終わりだな。後は各自で必要な役割に応じて行動を開始してくれ」

 そう告げ、会議の終了を告げるのだった。
 その途端、残り10日と短いこともあってそれぞれが必要そうな作業をする為に散らばっていく。
 中には、シロガネの輸送に期待しているのだろう。数人がマリューへと声を掛けているのも見える。

「アクセル、この世界での戦いも次で終わりだな」

 そんなマリューを見ている俺へと、スレイが声を掛けてくる。

「そうだな。色々な意味で印象深い戦いになったが……それもようやく終わる」

 とは言っても、この世界の……特に野心を持っている者にしてみればこの戦いが終わるというのは嬉しく無いだろう。実際、この世界の戦いが終わるというのはギアス世界が陽光に支配される事を意味しているのだから。
 まぁ、ブリタニアのように植民地的な扱いじゃなくて間接統治的な扱いではある。どちらかと言えば中華連邦のよな国家体制になる訳だが……それでも、上に立つのが星刻達である以上は大宦官の時のようにはならないだろう。

「私は、その、この世界に来て良かったと思っているよ」

 小さく呟きながら、俺の腕を抱きかかえるスレイ。その豊かな胸が腕で押し潰される感触が伝わってくる。

「この世界に来たからこそ、私はアクセルに自分の想いを伝える事が出来たんだ。もしレモン達や兄様の後押しが無ければ、恐らくずっとこの気持ちを言い出せずに内に秘めていただろう。それを考えれば、私はこのギアス世界に対して幾ら感謝しても足りない程だよ」

 薄らを頬を赤く染め、潤んだ目を向けてくるスレイ。
 俺もまたスレイの顔を覗き込み……

「ん、コホン。アクセルさん、スレイさん。イチャつくというのはもう少し場所を選んでくれませんか?」

 次の瞬間、後ろから聞こえてきた声にスレイが反射的に俺から距離と取る。
 と言うか、背後からの声を聞いた途端に俺の背筋にゾクリとしたものが走ったんだが、これは一体。
 とにかく、確かに人目の多い場所でイチャつくことじゃなかったのは事実だし、部屋の中に残っている者達からも好奇心に満ちた視線を送られているのは事実だ。
 ……レモンは面白そうな笑みを浮かべ、マリューは見守るような視線を送っているが。
 幸いコーネリアは星刻を始めとした陽光のメンバーとブリタニアをどう攻めるかの相談があるらしく、ここにはいない。これがいい事なのか、悪い事なのか。

「あー、悪い、オウカ。変なところを見せてしまったな」
「いえ、アクセルさんはスレイさんと付き合っているんですから別に変とは思いませんが、出来れば
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