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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第393話】
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た。

 お茶を一口のみ、何となく悪戯心が出たので靴を脱ぎ、足でちょんちょんとつついてみる。


「ひゃ!? ――な、何よ! 急にびっくりするじゃん!」

「ん? 足をつついてみただけだろ?」


 そう言って鈴音の足の肌の表面を、なぞるように足の指を動かすと、徐々に顔が赤くなり始めた。


「……っ。 ……ば、ばか……こんな所で何をしようとしてんのよ……っ」


 僅かに涙目になる鈴音、だが本気で嫌がってる訳ではなく、軽く身を捩らせていた。


「まああんまりちょっかい出しても迷惑だろうし、やめておくよ」


 そう言って足でちょっかいを出すのを止めると、鈴音は黙ってラーメンを食べ始めた。

 俺も食事が終わり、下らないバラエティー番組を眺めていると、不意に俺の足に触れられる感触があった。

 鈴音を見てみると、さっきの仕返しと謂わんばかりに舌を出してべーっと表情で表しながら、先程の俺と同様に足をなぞる。

 多少擽ったさはあるものの、我慢は出来るので我慢しながらバラエティーを眺める。

 お笑い芸人が大袈裟にパフォーマンスをするのが面白いのか、テレビを見ていた女子からは笑い声が漏れている――と、なぞる足が徐々に腿の付け根へと移動してきた。


「……鈴音」

「な、何よ」

「それ以上進むと、俺も同じことするかもしれないぞ?」

「や、やれるものならやってみれば良いじゃん……」


 恥ずかしそうに視線を逸らす鈴音、足の動きが止まってやめたのがわかると俺は――。


「っと、箸が落ちたな。 悪い鈴音、そっちに落ちたのとってくれるか?」

「し、仕方ないわね……」


 そう言って互いに机の下へと潜り込む。

 因みにこの席、机の下は皆の死角だったりする。

 下に潜った俺はまず、落とした箸を鈴音から受け取ると――。


「あ、あんまり腿の付け根に足の指をなぞらせるなよ……」

「あ、あんたが最初にやったんでしょ? し、仕返しよ、仕返し」

「……まあ確かに俺がちょっかい出したけどさ……。 とはいえ、流石に鈴音の股に足を入れるわけにはいかないからな」

「あ、当たり前でしょ。 こ、こんな所でそんな事されてバレたら大変じゃん。 せ、せめてあんたの家か部屋じゃなきゃ――って、何言わせんのよ」


 言いながら顔を真っ赤にする鈴音、サイドテールが似合いすぎてて非常に可愛い。

 しかも、よくよく考えたらここは死角なので、キスは出来たりする。


「鈴音」

「な、何よ……」

「可愛いな、今日の髪型」

「ば、バカ……か、髪型だけが可愛いの……?」


 照れを見せるも、髪型だけを可愛いと言われて少し複雑
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