暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第392話】
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
イン、あなたには不測の事態の対処をお願いするわ」

「あぎゃ? 不測の事態ねぇ……」

「えぇ、先日エムが遭遇した謎の機体……情報によるともうイレイズドには居ないらしいし……。 来るとは限らないけど、念のためね。 エムはそのまま専用機持ちの実力把握をお願い、カーマインも、状況判断でよろしく」

「了解した……」


 エムは短く返事をすると、カーマインの方へと視線を移す。

 一方のカーマインは、不測の事態の対処という事に多少の不満はあれど、文句は言うつもりは無いらしく、頷く。


「あぎゃ、まあ不測の事態が無ければまた紅椿のデータも取れるだろうし……あぎゃ、篠ノ之束も嫌でも俺様を意識するしかねぇだろうしな」

「……カーマイン、あまり篠ノ之博士を刺激する真似は――」

「あぎゃ? どうせお前ら亡国機業も接触するんだろ? 俺達の組織は、篠ノ之束なんざとるに足らない人間だが、俺様としては一応興味があるからな」


 そうスコールに言い、カーマインは欠伸をすると――。


「あぎゃぎゃ、とりあえず話が終わったなら、俺様はこれから連絡とらなきゃいけないから失礼するぜ?」


 スコールの返事を待たず、カーマインは部屋から出ると直ぐ様携帯で連絡を取る。

 通話記録は残るが、組織の力を使えば幾らでも通話記録の削除は可能の為、気にせず通話する――。


「あぎゃ、俺様だが――」


 声が高級マンションの通路に響き渡る中、カーマインは気にする事なく連絡先の相手と通話をしながらエレベーターに乗って下に降りていった……。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ