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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第392話】
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った。
――と、やっとエレベーターがやって来たので、中に入ると伊崎千夏と名乗った女もエレベーターに乗った。
「何階だ?」
「あ、四階です。 カーマインさんは何階なのですか?」
「俺様は最上階だ」
四階のボタンと最上階のボタンを押すと、カーマインは壁に凭れる。
暫くして四階に到着すると、エレベーターのドアが開き――。
「カーマインさん、また良ければ話をしましょうね?」
「……気が向いたらな」
「わかりました。 気が向いた時で構いませんので。 では、おやすみなさい」
ニコッと微笑む彼女は、エレベーターが上に行くまでカーマインを見届けた。
一方のカーマインは……。
「……不思議な女だが、もう話すことはねぇだろ。 ……少し勿体無い気もするがな」
事実、カーマインは基本的にはいつでもここに居るわけではない。
凭れたまま、最上階へと上がる最中にはカーマイン自身、先ほどの女の顔も思い出せなくなっていた。
――高級マンション一室――
部屋に入ると、既にその場にはスコール、オータム、エムと三人が勢揃いしていた。
「……カーマイン、遅えぞ。 もう少し早く集合しろよ」
オータムはやって来たカーマインにそう言うが、以前のような刺々しさはない――理由は、彼に【女】の部分を見せてしまったからだろう。
一晩中カーマインに好き放題やられたとはいえ、最初こそ乱暴に扱われたものの、ベッドの上では優しくされ、気付いたら自分から彼を受け入れて何度も交わった事実が少し変えたのかもしれない。
「あぎゃ、悪いな。 ガキがエレベーターに悪戯したのかなかなか来なくてな」
「……なら良いけど、連絡ぐらい寄越せよな」
「あぎゃぎゃ」
笑って誤魔化すカーマインに、オータムも追求を止めるとスコールへと視線を移した。
「……キャノンボール・ファストまで残り約一週間あまり、今回の作戦は……機体の奪取は難しいでしょうから、単純に他の専用機持ちの実力把握……ぐらいに思ってくれるかしら? オータムは今回はお留守番、良いわね?」
スコールは全員を見、そう告げるとオータムを見て言葉を口にした。
オータム自身も納得しているらしく、素直に頷く。
「専用機持ちの実力把握ねぇ……。 あぎゃ、少しは織斑一夏も成長したのかねぇ……」
そう呟くカーマイン、だが襲撃から僅かな時間で急成長したとは考えにくい。
「まあいいさ、俺様は俺様で戦うのみさ……」
そう吐き捨て、気だるそうに壁に凭れる。
「……当日襲撃するのはエムとカーマイン、二人に任せるわ。 でもカーマ
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