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ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
月下雷鳴
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ボス部屋にあるとは………っ!!
「何を言うか……ッ!我々解放軍に撤退の二文字は有り得ない!!戦え!!戦うんだ!!」
「「馬鹿野郎……!!」」
人の命何だと思ってやがる……っ!!
「くそっ、出るぞ!!」
俺はなりふり構わず部屋に入る。武装を変更し、ボスと解放軍の前に出る。と、同時に巨大な剣がコーバッツを掬い上げようとしていた。
「させっかぁあああああっ!!」
俺はそれを、大きな盾で防ぎ、槍をグリームアイズに向けると、槍先から火が吹いた。
「これ以上……目の前で人を殺させやしない!!」
そう言うと、武器を手早く変更し、ハンマーを手に持つと、それを思いっきりどてっ腹にぶちこんだ。だが、大してノックバックせず、真正面から斬馬刀を喰らう。辛うじてハンマーで防ぐが、ガリガリッとHPを持っていかれる。元々構成が壁戦士ではないが……十分耐えきった!!
「キリト!!」
「任せろっ!!」
グリームアイズの側面から二本の剣を持ったキリトが現れる。
「お前、それバラしても良いのか?」
「こんな状態でお前だけアタッカーはキツいからな!!」
「確かにな!!」
そう言うと、キリトの一撃で硬直していたグリームアイズが回復し、大きな大剣を振り被る。
炎の軌跡を引きながら打ち下げられてきた剣を、俺はまた盾で防ぎ、その隙にキリトが左の剣で胴を一撃を見舞う。初めてのクリーンヒットで、ようやく奴のHPが目に見えて減少する。その隙に俺はメイン武器に持ちかえ、装備も緑色の防具を着装する。途端、右手に雷がほとばしる。
「グォオオオオ!」
憤怒の叫びを洩らして、悪魔が反撃の一撃を放ったが、俺とキリトは両手の剣を交差してそれを受け止め、押し返す。そこからキリトは二刀流上位剣技<スターバースト・ストリーム>を、俺は<ハンター>スキルカテゴリ<双剣>上位剣技<雷鳴・鬼人乱舞>を放つ。
「うおおおおおっ!!」
「セェエエエエッ!!」
途中の攻撃が幾つか悪魔の剣に阻まれるも、俺達は重い一撃を放ち続けた。
更に俺は乱舞が出終わった後、足を動かし、体術スキル<弦月>のモーションを取り、放ちつつ、そのままジャンプし、空中でガンランスを悪魔の顔に標準を合わせていた。
「……あああああああっ!!」
「くらぇええええええっ!!」
キリトの十六撃目と俺の竜撃砲がグリームアイズの胸の中を貫き、顔を焼いた。その一撃で悪魔は動きを止め、次の瞬間膨大な青い欠片となって四散した。俺は体制を建て直す事が出来ず、地面に叩き付けられ、意識を手放した。






















「……イト!ライト!!」
悲鳴に似た叫びに、俺の意識は呼び戻された。正直、大剣を一人で防いでいたため、かなり痛いが、上体を無理矢理起こす。
「いっ……」

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