第十二話 D.T.P(デュアルトレーニングパートナー)システム
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朝…
とある女生徒の家
その中の一室に大きなポスターが貼られていた…
それは写真ポスターで、写っているのは学園一のイケメンと称される(本人興味なし)ジルベール・ナハトである
彼はエステで髪型を変更した為か、ミディアムクールからアシメワイルドウルフに変わっている
この髪型変更は女生徒にとっては更にイケメンになったと騒いだというのである
そのポスターの持ち主は頬を赤め、憧れの目をポスターに向けていた
ティアラ・ルメール、第一学年A組の生徒である
ティアラ「はぁ…ジル先輩…今日も素敵ですぅ…」
頬をポスターにすりすりとしながらそうぼやいた
が、彼女は時計を見た瞬間、
ティアラ「ぎゃーーーーーーおーくーれーるーーーーー!」
現在AM8:30
SHRまであと30分である
まさに、遅刻の時が迫っていたのだ
ナハト家
ベットではジルベールがうつ伏せで熟睡中であった
しかしその隣では、居候中のエルシアがジルベールに抱きついて眠っていた
とここでジルベールの部屋の扉から
リシア「お兄ちゃん、お姉ちゃん!早く起きて」
アーシア「にぃに、おねえちゃん!はやく、はやく!」
と妹達二人が入ってきた
エルシア「ううん…あれ?もう朝…」
ポニーテールを解いているエルシアが寝癖が着いた頭を掻いて起きた
リシア「よし、後はお兄ちゃんだけ…って…」
アーシア「にぃに!にぃに!(ポカポカポカ!)」
アーシアが駄々っ子パンチでジルベールの頭を叩くが…ジルベールの眠りは覚めなかった
アーシア「うう…おきないよぉ…」
と泣きそうなアーシア
エルシア「よし、お姉ちゃんにまっかせなさーい!!」
そしてジルベールに覆い被さるように乗っかって
エルシア「はむっ…」
ジルベールの耳にかぶりついた
ジルベール「んん…っ!?」
ジルベールはようやく意識が覚醒し、エルシアに耳を噛まれていることに気づいた
ジルベール「のわあああああっ!!」
と乗っかっているエルシアを跳ね除け起きた
エルシア「おおーやっと起きた!おっはージル君!」
と笑顔でジルベールに挨拶
ジルベール「…耳は無いだろ…耳は…」
と愚痴るが
リシア「お兄ちゃんが起きないから悪いの!」
と反論
エルシア「ねぇ…今度はアーシアが寝ちゃってるんだけど…」
ジルベール「あ?」
とジルベールの膝を枕に今度はアーシアが深い眠りの中に…
リシア「ちょっとアーシア!!寝ないでよぉ!」
アーシア「むにゅう…にぃに…あったかい…」
と完全に夢の中
カルア「いい加減に起きなさい!!」
ガァーン!!ガ
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