37話
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ジークの目には断られることへの怯えがあった。その行動が妙に幼く見えた夕はジークの頭に手を置いた。
「え?」
「本気の手合わせを頻繁にするのは面倒だが、たまになら相手をするから安心しろ。それにトレーニングくらいならつき合ってやるから何時でもこい。」
夕は手を動かして頭を撫でる。特に考えがあってやったことではない雰囲気がそうさせたのだった。
「………うん。ありがとうなユウ君!」
ジークは満面の笑みで夕に感謝していた。
「それでユウは何時までジークを撫でているの?」
「そう言えばそうだな」
「あっ」
夕が手を離すと夕は残念そうな声を上げる。
「どうした」
「なっ何でもあらへんよ」
ジークは何でもないと言うがどうみてももっと撫でてもらいたいというのが丸わかりだった。なので
「これでいいのか?」
夕はもう一度撫でる。
「………うん」
撫でられたジークは顔を真っ赤にしてうつ向いていた。それから夕は十分ほどジークな頭を撫で続けたのだった。
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